人間関係の断捨離をすべきではない理由と、それでも断捨離すべき人TOP5

離れた手

「人間関係に疲れてしまって、断捨離しようか迷っている。。」


「人間関係の断捨離しようと思ったけど、どんな人を断捨離しようかイマイチ選べない」



というお悩みありませんか?
本記事ではこんなお悩みをお持ちの方に向けて、下記をご紹介します。
・人間関係の断捨離とは?
・人間関係の断捨離をすべきではない理由
・それでも断捨離すべき人

じん

私は元々12歳まで不登校で、学校に行っても誰とも話すことができず友達も一人もいないまま過ごしてきました。なので中学以降に友達ができると人一倍嬉しくて「嫌われたくない」が先行してしまい、相手に合わせることが多く人間関係を自分ではコントロールできずにかなり苦労してきました。しかし、今では人間関係に関してはストレスがほとんどなく楽しく過ごせていますので、そんな私自身の経験も含めてお伝えしていきます!

人間関係の断捨離とは?

笑顔の2人


断捨離を人間関係において行うという事なので、そもそも断捨離とは何かを理解する必要がありますが、断捨離は本来は物に使われた言葉で、自分自身と向き合って、暮らしの中で本当に必要なものだけを選ぶ作業です。単純に物を捨てたり、服などを捨てる、という意味ではありません。


由来はヨガの断行、捨行、離行から生まれた言葉で、それぞれ
断・・・本当に必要なものだけを残し、いらないものを断つこと。
捨・・・家にある不要なものを捨てること。
離・・・「いつか使いそう」「何かに使うかも」という執着から離れること。
このような意味があります。


これを人間関係においてしていく事になりますが、本当に必要なもの(人間関係においては人)だけを残すというプロセスを行うためには、自分自身としっかりと向き合うことが重要です。


人間関係の断捨離をすべきではない4つの理由

STOPと書かれた看板

人間関係の断捨離はしても良いとも思うのですが


安易にすべきではない
と考えています。


これからその理由を4つお伝えしていきます。


理由①人と向き合う力が無くなっていく

嫌いだな〜と思った人や、価値観合わないと感じた人などを簡単に断捨離していくと、今後も少しでも自分と価値観合わない人が現れた時に「断捨離すれば良いや」としてしまい、【相手と向き合う・分かり合おうとする姿勢】が無くなっていくからです。


私は数年前まで不動産会社の役員をしていて、主に人事系をメインにしていたのですが、「そんな事で嫌いになる?」という社員が多かったです。もちろん私に話していない他の嫌いになった要素も沢山あるのでしょうが、相手の発言の真意や意図を知ることもなく「あの人は本当思いやりないからもう良いです。話そうとも思いません」みたいな事が多く、私から見ると大抵の場合その相手に悪意はなく、言葉が端的で勘違いされる事もあるけど冷たい人ではなく根っこは愛のある良い人です。


いざ仲を取り持とうと間に入り私含め3人で話す場を設けてみると、「そんな想いがあったんですね。。」など和解できるケースが多かったです。私が仲を取り持とうとしていなければ、この2人は今後一切コミュニケーションを取らないままだったでしょう。



全員と無理に向き合う必要はありませんが、向き合えば

■本当は誰よりも分かり合える人

■同じ目的に向かい協力しあえる人


という人たちも沢山いるはずです。



統計の仕方が少し雑ではありますが約1/3が離婚すると言われる夫婦の離婚率も、お互いと向き合う姿勢の低下が背景にあると思っています。離婚に至るような関係性の不和は夫婦関係の前に会社など至るところで起きていて、それが夫婦になってより顕著に表面化してるだけです。


価値観が合わないのは当然ですから、そうしたところと向き合う姿勢や力を普段から付けておく事により夫婦ないし家族で向き合えるようになりますが、人間関係の断捨離を気軽に行うことにより、そうした姿勢が低下していく可能性への心配が理由の一つ目です。


理由②自分と向き合っていなければ、断捨離しても効果がない


断捨離とは先ほども記載したように、自分と向き合った上で本当に必要なものを残す作業です。


なので、自分自身と十分に向き合わずに断捨離をしてもさほど意味がないのですが、自分自身のことを十分に理解できていない人が多いです。人間関係の断捨離をしたいと思った背景は様々でしょうが、する目的は大きなくくりで言えば「今より幸せになるため」ですよね。


その為には
・自分が本当に求めていることは何なのか?
・何が自分にとって幸せなのか?
・自分が大切にしている価値や欲求は何なのか?

これらを理解した方がいいです。


極端な例を挙げますが、義理人情を大切にしたいという価値観が強ければ、今嫌いだろうがお世話になった人との関係は切らない方が良いですが、とにかく楽しむ事が大切な価値であれば感謝をした上で断捨離をしても良いというようなイメージになります。


あとは「将来起業して成功したい。」が目的であれば厳しいことを言ってきて苦手だ。。と感じてる人とでも成長の為に繋がっていた方が良いですが、そうした目的はなく気心知れた仲間とだけ繋がっていたいとう気持ちが強ければ断捨離しても良いと思います。


このように自分のことを知り

なぜ人間関係の断捨離をしたいのか?
を十分に考えた上で断捨離しましょう。


自分自身のことをより理解したいと思う方は、こちらの記事も是非ご覧ください。

理由③自分の人生の否定にもなる

断捨離はリセットというか、気持ちを一新し人生の再スタートにもなると思いますが、人生ってムカつく人、嫌いな人、とかも含めての人生だと思っています。


私も学生時代にメチャメチャ嫌いだった同級生がいました。ですが彼に対する怒りから「もっと成長してやろう」とか「あいつよりも絶対幸せになってやろう」とか思いエネルギーになった事もありましたし、少なくとも「こういう人間にはなりたくない」という反面教師になったり、「こういう人と繋がるのは止めよう」という教訓になりました。


どんな人でも、自分の価値観形成にも影響を与えてくれてますし、人生の一部になっているんですよね。そこを見ずに「あいつ嫌いだし」とかですぐ断捨離をしてしまっては自分の人生の否定にもなってしまいます。


ただ、断捨離をするなとは言いませんし、前に進む為にはした方が良い場合もありますが、せめてその人が与えてくれたものを感じ、心の中でその人に感謝をしてから断捨離した方が良いと思います。


理由④起業などした時に後悔する可能性

これはビジネス的な要素になりますが、私が23歳頃に完全歩合制で英会話スクールの営業をしていた時に、毎月100人以上の人とアポイントをしていたのですが、90%以上の人は英会話の提案をしてもしません。


そうなると毎月90名以上は「英会話の見込み客ではない人」との繋がりが生まれていく訳ですが、この人たちは私が断捨離をしようとした際に断捨離の対象になる可能性は十分にありえますよね?しかし、この英会話の仕事を辞めて、その後に超ベンチャーの不動産屋に転職したのですが、英会話はする人は限られますが引っ越しは多くの人がするので、当時英会話の提案をして断った人たちの多くが引っ越しの依頼をくれました。


仮に私が断捨離をするとなった際にどれだけの人を断捨離したかは分かりませんが、少なくとも絶対に断捨離しないで良かったと思えるレベルの依頼数が来ました。年間200件以上の依頼が来たのですが、その大半はこの時に英会話の営業をして断られた人たちです。


そうしたビジネス的な要素だけでなく、理由①にも通ずる部分ですが、英会話の営業してる時にその契約に繋がらなそうな人との関係は、とても失礼な話しですが「意味ないな」と思ってしまっていました。ですが、不動産の仕事で依頼をくれた事をキッカケに、物件案内の移動中とかに話したら「この人メチャメチャ良い人じゃん」と、英会話の営業をしてる時には気づけなかった魅力に気づき、今でも仲良くしてる人は沢山います。


このように、あなたが今嫌いだな、ムカつくな、意味ないな、と感じてしまっている人は、その人のほんの一部分だけを見て判断してしまっている可能性がありますし、ビジネスで成功していたいと思って人であればビジネスチャンスになる可能性もあるので、よく考えた上で断捨離をしましょう。


それでも断捨離すべき人TOP5

距離を取る人たち

ここまで、安易に断捨離はすべきではない理由を書いてきましたが、それを踏まえた上でもこうした人たちは断捨離した方が良い!と思う人TOP5を記載していきます。


ただ、断捨離を理由②に書いたように、あくまで自分がどんな人生を送りたいか、どんな人間関係を構築していきたいかによりますので、ここで挙げる内容を鵜呑みにし過ぎずに自分で十分に考えた上で判断してください。


断捨離すべき人TOP5  心配性が過ぎる人

心配性というのは誰にでもある面なのである程度は問題ないですが、余りにも心配し過ぎな人といると足を引っ張られてしまいます。今の時代は変化の連続なので、心配する要素を探そうとすればキリが無くなってしまいますが、せっかく生きていくのですから心配し不安一杯で生きていくのではなく楽しく生きていった方がいいです。


私たち日本人は基本的に心配性な人が多いので、無理に付き合わずとも周りに心配する人は沢山いますから余りにも心配性過ぎる人は断捨離しても問題ありません。連絡先を消すとまではいかなくても、関わりを必要最低限にするくらいで良いでしょう。


断捨離すべき人TOP4  視野が狭く、広げる努力をしない人

視野が狭い人というのは、物事を様々な角度から考えられない人です。


例えば勤務先の会社で新しいルールが決まりそうな時に、社内でAという意見とBという意見で対立し自分はA派だった場合にB派の考えを深く知ろうとせずに「絶対にAが正しい、B派のやつらはおかしい」と決めつけるような人です。


こうした人は正義中毒的な傾向があり、自分の価値観に合わない意見や人を全否定します。
自分がこれが絶対に正しいと思っているように、相手も絶対に正しいと思っている訳です。つまり正しさは人の数だけ存在します。もちろん自分の意見を持つ事は大切なのですが、【相手の考えを知ろうともせず自分が正しいと決めつける】という要素が強い人は断捨離した方が良いと思います。


しかし、早い段階で「そういう人だから断捨離しよう」というのは、自分自身が相手の事を知ろうとせずに判断してしまってる可能性があるので、十分に相手を理解しようとした上で行いましょう。


断捨離すべき人TOP3  愚痴、不満ばかりな人

愚痴、不満は少なからず言う人は多いと思いますし、ストレス発散の為に多少言う分には良いですが口を開けば口や不満を言う人は断捨離した方がいいです。


食べるものが自分の身体を作ると良く聞きますが、同様に聞く言葉が自分の思考を作ります。
まともに聞こうとしてなくても自分の潜在意識には刷り込まれていきますし、脳科学的にもポジティブな言葉よりもネガティブな言葉の方が脳に数倍ダメージが与えられると言われてるので、プラスな要素が無いんですよね。。


なので愚痴や不満が余りにも多い人との関係は断捨離するか、極力関わらないようにしましょう。


断捨離すべき人TOP2   感謝のレベルの低い人

これは個人的な想いも強くなりますが、感謝する気持ちが低い人は付き合ってても気持ち良くありません。


感謝とは気づきだと考えているので、TOP4に挙げた視野の狭いという観点にも似ています。例えば私がこれまで勤めていた会社に、社長や上司の悪口を言う人ならまだしも、嫌悪感を抱き過ぎてまともに口すら聞かなくなってしまうほどの人もいましたが、私から見てると嫌いになる部分というか「ここは相手も悪いよね」というところは確かにありますが、それを上回るほど多くのものを受け取っているよね。。というケースの人がいました。


極端な例ですが、良い事を10個されても、嫌なことを1個されたら、感謝する対象ではなく憎む対象になるイメージです。しかもその嫌な事も相手に悪意はないケースが多いのですが、許せなくなってしまうんですよね。。


私は今は心理系の仕事をしていますから、こうなってしまう人の気持ちも分かるようになりましたし、接する事にも抵抗ないですが、心理系の仕事に従事してない人がこうした人と接する事には悪い影響の方が多いので、断捨離してしまった方が良いです。


断捨離すべき人TOP1  自分本位過ぎる人

受け取るばかりで、人に貢献しようとしない人です。


与えたんだからちゃんと返せよという話ではなく、受け取る事が当たり前で自分は人に与えようとしない人です。端的に言えばすごいフォーミーな人ですが、何となくイメージ付きますかね?


自分の軸をしっかりと持っていて自分らしく生きてる人は全然良いのですが、自分の為になら人は犠牲になっても構わないと思っている人です。自分らしく生きることと自己中心的であることは違って、本当の自分らしさを持った人は相手の存在も大切にします。ワンピースのルフィが良い例で、彼はメチャメチャ自分らしく自由に生きてますが、周りも大切にしますよね。ワンピースで例えたのでそのまま自分本位なキャラの例もだすとドフラミンゴです。途中までは繁栄してましたが結局全てを失いましたよね。。


なので、自分本位過ぎる人との縁は切ってしまった方が良いです。損得でしか付き合いを考えられない人といると、精神的にも経済的にも貧しくなっていきます。


まとめ

今回は
■断捨離を安易にすべきではない理由
■それでも断捨離すべき人
をお伝えしてきました。


どんな形であれ人間関係の断捨離をすれば幸福度は上がると思いますが、その幸福が短期的なものになるか長期的なものになるかは、本記事でお伝えしたように


自分自身としっかり向き合った上で断捨離したかどうか
です。


何かを変えようと断捨離に興味を持ったことは素晴らしいと思いますが、せっかくしたのに後になって「しなければ良かった。。」とならないように、本記事でお伝えした内容を十分に理解してから断捨離をして頂けたらと思います。


記事を読んで頂きありがとうございました。

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