元不登校児が伝えたい「青春コンプレックス」を乗り越える方法

山から見る朝陽

実はみんなと同じような青春時代を過ごせてなくて、それがコンプレックスになって今でも後悔してしまうんだ。。

じん

それは辛いですね。。僕も昔不登校だったのでずっと青春コンプレックスを持ってましたが今は全然気にならなくなったので、そこに至るまでの経験をお伝えしますね!

という事で今回は

元不登校児が語る青春コンプレックスの乗り越え方

をお伝えします。


明るい青春時代を過ごせました!
という方は多分全く共感もなく学びもない記事だと思いますのでご覧頂かなくて大丈夫です。


何か自分の中で
「明るい青春時代を過ごせなかったな。。」
という心残りがある方のみご覧ください。

じん

青春コンプレックスって結構根深くて、私は23歳頃にはもうこのコンプレックスに悩まされてないと思っていたのですが、今思うと30歳近くまでは心の根っこの方に残っていたなと思います。ですが今は全く気にならなくなりましたので、その経験をお伝えすることにより今青春コンプレックスに悩んでる方のお力になれれば幸いです♪

青春コンプレックスとは?

海で青春してる若者たち

主に小学校〜高校時代に
・いじめられていた
・友達がいなかった
・部活など何かに熱中しなかった
・みんなで放課後に遊んだりがなかった
・勉強ばかりしていた
・楽しかったと言えない
・恋愛できなかった

など、青春時代の記憶が明るいものではなく思い出すと暗い気持ちになるような記憶であり、それが今の感情や行動にもマイナスの影響を与えてしまっているのが青春コンプレックスです。


つまり明るい青春時代を過ごしている他の人たちに対して劣等感を抱いてしまっている状態です。楽しそうだな〜と横目で見ていた同級生達との比較から抱くこともありますし、アニメや映画などから「青春時代のイメージ」を持っていてそれとの比較から「自分はそんな青春時代では無かったな。。」と感じることもあります。


青春コンプレックスの影響

公園で落ち込む女性

青春コンプレックスにより人生にどのような影響があるのか?


ここは例があった方が分かりやすいと思いますので私の実際の経験を記載します。


私は12歳まで不登校でほぼ学校に行かず、行っても誰とも話せなくてもちろん友達はいませんでした。中学校で人生を変えようと野球部に入り毎日1000本の素振りをして少しずつ人生を変えてきましたが(詳しくは自己紹介ページへ)、それがコンプレックスになりずっとこの過去を隠して生きていました。あと、高校は工業高校で女子がほとんどいなかったので大学に入った時にそれも多少コンプレックスになっていたと思います。


ここからどんな影響があったかというと

・12歳まで不登校で友達がいなかった過去を隠しているので、幼少期の頃の話になると急に焦りだし何とかバレないようにそれっぽい話で合わせるが精神的にかなり疲れる。

・ずっと友達がいなかった事によって、その後友達ができた時に嫌われないようにと無理に相手に合わせることが多く自己表現が上手くできない。

・18歳まで女子と話した経験が皆無に近いので恋愛に対してかなり奥手になる。

・こんな青春時代を過ごしてきたんだから多少悪い事しても良いだろうと何か変な許可を自分に与えてしまう。

・明るい青春時代を過ごしてきた人を見ると妬んでしまう。



などですが、簡潔に言えばこの過去があることにより


自己肯定感が低い

という事です。



自己肯定感はありのままの自分に価値があると思えている感覚の事ですが、この自己肯定感が高ければ高いほど

・チャレンジ意欲

・失敗しても大丈夫というメンタル

・人の目は気にしなくて大丈夫という感覚

・自分は自分で相手は相手という心のゆとり


など自分に良いエネルギーが湧いてきますので、青春コンプレックスによって自己肯定感が低くなってしまっていると先ほど書いた影響以外にも色々とあります。



また私の例ですが

・就活の時に何がしたいか考えた際に、不登校で元々最悪な人生だったんだから就職してそこそこ昇進して結婚できればそれで十分幸せだろうと、何かにチャレンジしたりやりたい事を探すよりも諦めが先にあった。

・周りの目や評価ばかりを気にして、やりたい事や言いたい事よりも無難な行動や嫌われない発言ばかりしていた。

・失敗すると中々立ち直れない

などの影響も沢山ありました。


・失敗したくない
・傷つきたくない
・バカにされたくない
・恥をかきたくない
・悪く見られたくない
・少しでも良くみられたい

これらは誰にでも少なからずある感覚ですが、それが青春コンプレックスにより過度にある状態になってしまっていたと思います。



私が青春コンプレックスを乗り越えるまでの流れ

山の頂上へ続く道

そんな青春コンプレックスを私がどのように乗り越えてきたのかをお伝えします。

先ず、乗り越えられたというか、青春コンプレックスを感じなくなるところまでの人生を書きます。

かなり端折って書きますが

21歳頃に出会ったIさんという人が「その不登校だった経験はお前の財産じゃないか」と言ってくれた事により、同じように人生悩んでる人に希望を見せたいと思うようになり、かなりチャレンジするようになりました。23歳で完全歩合制の会社に入り一時は借金まみれになりながらも全国1位を取るまでになったり

20代で年収1000万超えたり

年商約5億の不動産会社の役員になったり

など、死にものぐるいで頑張った事により仕事で成果が出てかなり自分に自信は持てるようになっていました。



この時に

青春コンプレックスがなくなった

そう思っていたのですが


無くなったように感じていただけ
であり、実際はまだまだ残っていました。



成果が出ていったにも関わらず、何か心にモヤモヤがずっとありました。



幸福度があまり上がっていないのです。



不登校だった頃の同級生達よりも自分の方が稼いでいるはずという高揚感や優越感みたいなものを感じはしましたが、それも直ぐに消えます。


そんな中とある研修に2年ほど通いました。そこは毎週8時間ほど自分とひたすら向き合い続けるような研修だったのですが(ここだけ書くと怪しいですね笑)、その研修の後半で自分のダメなところや出来てないところをノート3冊分くらい書く時間があり、この研修を受けるまでは私は社会人になってから出してきた成果によって恥ずかしながらも自分を【優秀】だと思っていたんです。


ですがダメなところをひたすら見ていった時に、「全然優秀でもなんでもないな」と思ったのですが、


その時に、全く優秀ではないけど


沢山傷つきながらも


沢山失敗しながらも


沢山後悔しながらも


ここまで一生懸命生きてきたんだな


そう思えて、自分が無性に愛おしくなったのです。


優秀な自分と思う事で何とか自分の存在価値を感じ、それにより青春コンプレックスもあまり感じなくなっていたのですが、ただ隠していただけだったんです。


イメージで言うなら、家の壁に落とたい汚れがあるとして、「あれ、汚れを落ちてる!?」と喜んでいたら本当はただレイアウトが少し変わって本棚によって汚れが隠されていただけで、久しぶりに大掃除をしたら「あれ、汚れあるじゃん!」と気づき、やっとそこを磨いて汚れを無くしたような感覚。う〜ん分かりやすいような分かりづらいような。。笑


とにかく、この時に本当の意味で青春コンプレックスが消えました。


当時は全く気づいてなくて、あくまで今振り返ればの話ですが、何かを頑張って人との比較競争に勝ち自信をつけていくことでは青春コンプレックスは消えなかったんです。


ポケモンやRPGで例えると毒を持っている状態のまま攻撃力とか鍛えてるようなものでした。強くなってはいるけど結局ダメージは負っているという状態。


それが、そのコンプレックスを持っている自分も含め真剣に向き合った時に、ダメなところも良いところも全て含んだ上で自分を好きになれて初めて青春コンプレックスが消えた。

という流れです。


この経験を踏まえ、青春コンプレックスを乗り越える(コンプレックスをなくす)為のポイントをこれからお伝えします。


青春コンプレックスを乗り越えるポイント

道を歩く女性

先ほど記載した私の経験を元に青春コンプレックスを乗り越えるポイントをお伝えします。

①青春コンプレックスをバネに成果を出す  

コンプレックスなどの劣等感は、それがチャレンジ意欲を無くしてしまうなどデメリットになることもあれば、跳ね除けようというエネルギーになることもあります。私が社会人になってから頑張った時期が正にこれに当たります。


先程記載したようにこれでコンプレックスが完全になくなるという訳ではないですが、劣等感やコンプレックスは誰かと比較して自分は。。という感覚ですから、その人たちよりも自分は今活躍しているという感覚を持てるのは悪いことではありませんので、先ずは成果を出すこともオススメです。


本当は私の経験の後半で書いたように自分と向き合って完全にコンプレックスを消せるのが良いと思いますが、コンプレックスがかなり根深い場合や、そのコンプレックスの事を考えるのがあまりにも苦しい場合は、

青春時代を思い出す暇もないくらい
目の前のことに全力で取り組む
ことのみに集中し


成果が出て自分に自信を持てるようになってから、自分自身と向き合ってコンプレックスを完全に解消していくという流れが良いと思います。

②自己肯定感を高める

これは私の経験の後半の方に記載した部分です。


自分のありのままを認め受け入れていくことにより、青春コンプレックスをコンプレックスで無くしていきます。


コンプレックスにしてしまっているのは自分自身です。


辛く苦しい青春時代の悪いところばかりに目がいってしまいますが、良いところも沢山あります。むしろ、明るい青春時代を過ごしてきた人よりも、イジメられていたり、不登校だったり、友達がいなくて寂しい思いをしてきたり、という青春時代を過ごしてきた人の方が、よほど人生経験が豊富で魅力的だと私は思います。


その経験があるから人に優しくできたり、努力できたり、今を大切にできたり、また壁を乗り越えられたり、耐えることができたり、そういった自分が形成されているという面もあるはずです。


そんな自分を認めてあげて、愛してあげることにより過去の見方が変わってきます。


今の自分を認め、今を幸せと感じない限り、完全にこのコンプレックスが消えることはないですから、いきなりは難しくても少しずつありのままの自分を認めてあげましょう。


今学生の方に伝えたいこと

机に座り外を眺める女性

今正に小学校~高校に通っていて、明るい青春時代を過ごせていない。。と感じている方に伝えたい事を書きます。

①人生は青春時代の楽しさを競うものではない

青春時代の幸せというのは言わば瞬間最大風速のような幸せは高いかもしれませんが、人生は瞬間最大風速の幸せを競うものではなく、死ぬまでの間にどれだけ幸せなことがあったかという総幸福量の方が大事です。


なので今辛く苦しかったとしても、後で沢山幸せになれば良いのですから気にしすぎずに過ごしましょう。

②青春時代と、社会人は全く別のステージ

大学生くらいまでは小学校〜高校くらいの話題になることもありますが、社会人になれば幼少期の頃の話なんてほぼしませんし、同年代だけでなく幅広い年齢のコミュニティで働くというのはほぼ全員が未知の領域ですからそれまでの青春時代は一回リセットされると言っても過言ではありません。


人間関係もかなり変わります。


私も30歳で結婚式した際に、0〜15歳までに出会った人は親族以外一人も参加しませんでしたし、高校大学も少しという感じでしたが社会人になってから会った人たちで二次会も含めると200名近く参加してくれました。


①に書いたこととも通じる話ですが、明るい青春時代だったけど社会人になってからは楽しくない。。よりも暗い青春時代だったけど社会人になってからは幸せな人の方が人生の総幸福度は高いと思いますので、「社会人になったら私の時代だ♪」と思い乗り切りましょう。


③時間が忘れさせてくれる

どんなに辛い思いでも、時間が立てば記憶から徐々に薄れていきます。


もちろん記憶が完全に消えることはありませんが、例えば僕も小学校の時にイジメじみた事をされたことも沢山ありましたが、こうした記事を書いて無理やり思い出そうとしない限り思い出しません。


当時はかなり思い出してましたが、10歳の頃と今では3倍の人生を過ごしてる訳ですから他の記憶が沢山あります。携帯の写真フォルダとかもそうですよね。まだ100枚くらいであればその一枚一枚が嫌でも目に入ってしまったりしますが、何千枚になってきたら勝手に目に入ってくることは減ります。


あとはその場所に近づかないとかも良いです。例えばその学校の前を通ったりしたらせっかく忘れていた記憶が想起されやすくなってしまいますので。。


私も今は何とも思いませんが、昔は不登校時代を過ごした地元が嫌だったので20歳の時にバイトで貯めたお金で引っ越して地元を離れました。


まとめ

という事で今回は青春コンプレックスの乗り越え方を記載しました。


何が原因になって青春コンプレックスになってしまったかは人によって違うので、お伝えした方法が全ての方の役に立つことはないと思いますが、今回の記事を見て少しでも心が楽になったりしてくれる方が一人でも多くいれば嬉しい限りです。


私も不登校だった当時は絶望して家にいましたが
今ではワクワクさんを見た回数は世界一位です♪と笑い話にしてます笑


いつかはその経験も含め


「あって良かった」


そう言える人生にしていきましょう。
もちろん、今はそうは到底思えないほど辛い状況の人もいるかと思いますが、それでも「生きていくしかない」ですから。どうせ生きていくしかないのであれば、どれほど時間がかかろうと全ての過去に感謝できるように、強くなっていきましょう。


記事を読んで頂きありがとうございました。


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