こんなお悩みありませんか?
本記事ではそうしたお悩みをお持ちの方に向けて、
・自信と自己肯定感の違い
・自信と自己肯定感、どちらの方が大切か?
・自己肯定感が与える影響(仕事、恋愛、子どもの将来、日常生活)
こちらをご紹介します。
私は元々12歳まで不登校で、学校に行っても誰とも話せない子どもで自信も自己肯定感も低かったですが、そこから人生を変えようと自分で計画を立て少しずつ変化した経験や、大人になってから様々な自己啓発セミナーに参加し累計1000万以上自己投資を行い、「自信」と「自己肯定感」に関して探究し続けてきまたので今回の内容が参考になれば幸いです。
目次
自信と自己肯定感の違い
自信は
条件付きで自分には価値があると信じている感覚
自己肯定感は
無条件で自分には価値があると信じている感覚
となります。
つまり自信は「〇〇ができる」という、人との比較ありきで自分には価値があると信じる感覚で、自己肯定感はそうした条件を必要とせずに「根拠なき自分への信頼」があります。
正確に言うと自己肯定感にも「根拠」は合って良いのですが、そこに人との比較が関係ない事が大切です。具体的な例を含め自信と自己肯定感の違いをお伝えしていきます。
自信とは?
条件付きで自分には価値があると信じている感覚
条件付きというのは、人と比較した上で「自分はこれができる」と感じていることに対し自信を持つということです。
自信の具体的な例
例①会社の営業成績が100人中ずっと低かったが、頑張って1位を取る事ができて「営業ができる自分」に対して自信を持つようになった。
例②小さい頃から可愛いと言われることが多く、自分の可愛さには自信を持っている。
例③足が早くて運動会ではいつも1位なので足が早いことに自信を持っている。
このようなイメージです。
自信のメリット
①自信があることによって行動力や発言力が生まれる
→例えば上記の例①で言えば、営業成績100人中最下位だとしたら目指さなかった月の売上記録を目指すようになったり、今までは他の営業マンにしなかったアドバイスや会社への提案などをするようになったりなど、この自信から行動力や発言力が生まれる可能性は高いです。
②競争意識が強くなり、負けん気が強くなり成果を出す姿勢が強くなる
→自信を持っている分野では「これは負けたくない」という気持ちが湧きやすいので、ライバルに負けないように努力をして成果を更に出せるようになることも多いです。
自信のデメリット
①人との比較ありきなので環境によって自信のレベルが変わる
例えば30人規模の会社で営業成績が1位で自信満々だった人が、営業マンが1000人いてしかも凄い営業ができるエリート集団の会社に入り、仮に営業成績が1000人中950位くらいだったとしたら「営業ができる自分」という自信はどうなりそうでしょうか?
維持できて「ここからやってやる!」と思える人もいるでしょうが、そのまま成績が対して上がらず1、2年経てば自信はなくなってしまう人の方が多いと思います。
②成果を人から評価されないと強く不満を抱くなど精神が不安定になる
人との比較の上で自分の価値を実感しているので、成果を出したのに評価されていないと大きな不満を抱く可能性があります。もちろん成果を評価されなければ誰でも嫌でしょうが、自分の成果や頑張りに対して自分自身で過大評価しやすくなる人も多くいます。いわゆる自信過剰という状態になりやすいという事です。
自己肯定感とは?
無条件で自分には価値があると信じている感覚
人との比較なしに、「ありのままの自分に価値がある」と思ている状態です。
自己肯定感の具体的な例
①大きく挫折した出来事が起きても「私は何があっても大丈夫」と言って前向きに乗り越えていける。
②早く結婚したいと焦っているけど友人が先に結婚した時に、心から祝福することができる。
③営業で1位を目指し頑張ったけど結果2位だった時に、悔しさはありつつも素直に祝福できたり「どんな事を工夫したの?」など教わることができる。
あと、鬼滅の刃が好きな人には伝わると思いますが、割と序盤の頃に出てきた太鼓を叩く鬼との戦いの時に主人公の炭治郎が「俺はできるやつだ、今までも何度も乗り越えてきた」のように自分を鼓舞してるシーンがあったと思いますが、あれも正に自己肯定感が高い状態と言えます。
自己肯定感のメリット
①落ち込んでからの回復が早い
→自己肯定感が高くても落ち込むことはありますが、「何があっても大丈夫」という自分への信頼があるので、落ち込んてからの立ち直りが早いです。心理学の言葉だとレジリエンスが高い状態です。
②人間関係が良好になる
→自分のありのままを認められているので、他者のこともありのまま認めることができるので寛容さがあります。自己肯定感は低いのに自信だけ高いと常に人と比較するようになるため、つい人の出来てないところとかが見えやすくなってしまいがちですが(自分はできてると思えるので)、そういった事がありません。
③環境や状況に大きな影響は受けない
→人と比較した上ではなく根本的に自分には価値があると思ているので、環境や自身の状況に大きな影響を受けることなく安定して行動力やチャレンジ意欲が高い状態になります。
自己肯定感のデメリット
①人との競争意識は弱くなる場合もある
→自己肯定感が低いからこそ、人との比較に勝つことで自分の価値を実感しようと努力したりする事に繋がる人も多いですが、自己肯定感が高いと「自分は自分」という感覚が強いので競争意識は低くなる人もいます。ただ、あくまで人との比較をしないだけで成長意欲が無いわけではないので「昨日の自分より成長しよう」や「もっと良くしていこう」という気持ちは当然ありますのでそこまで問題ではありません。
②楽観的に考えすぎて失敗してしまうこともある
→自己肯定感が低いからこそ失敗を恐れ十分にリスクヘッジできるという面もあるので、自己肯定感が高いと「とりあえずやってみよう」となりリスクヘッジを怠り失敗してしまうという事もあります。
ワンピースのルフィやドラゴンボールの孫悟空などは自己肯定感高いですが、よく先走りし過ぎて「あー!!」みたいなシーンありますよね笑
自信と自己肯定感、どちらの方が大切か?
結論
自己肯定感
です。
どちらも大切ですが、自信のデメリットに記載したように自信は人との比較ありきなので環境に左右されますし、悪く言えばプライドだけ高い面倒臭い人にもなってしまいやすいので、自己肯定感が高い方が良いです。
私も元々は自信(プライド)だけ高く自己肯定感は低いという状態でした。
不登校だった過去が大きなコンプレックスになり、そのコンプレックスを無くそうと頑張ってバイトしてそのお金をほとんど自己投資に当て、仕事もほぼ休まず働き続けて実際に成果も出て役職や収入もドンドン上がっていきましたが、凄いプライドが高くなり常に他者比較してましたし、少しでも否定されるような発言をされるとイライラしてしまっていましたし、何より成果が出て役職や収入が上がっていってるにも関わらず幸福度が全く上がっていないという状況になっていました。
ですが自己肯定感が高くなってからは人と比較する事がほとんどなくなったので、人へのイライラが大分減って人の成功や幸せを心から喜べるようになりましたし、落ち込んでからの回復も早くなりましたし、根本的に前向きになり人生が今までよりもずっと楽しくなりました。
資本主義社会なのだから人との比較してつけた自信も大切じゃないか?
と思われる方も多いと思いますし、実際にそうだと思います。
ですので自信を付けること自体は素晴らしいことですが、「自信はあるけど自己肯定感は低い」という状態だけはあまり良くなくて、自信も自己肯定感もどちらも高いのが理想です。そして「自己肯定感は高いけど自信は低い」という状態は基本的になく、自己肯定感が高ければ自信も健全に高くなっていきます。
なのでどちらも大切ですが、どちらが大切?と一方を選ぶとしたら
自己肯定感の方が大切
と私は答えます。
自己肯定感が人生に与える4つの影響(仕事、恋愛、子どもの将来、日常生活)
自己肯定感が高くなると様々な分野に良い影響がありますが、特に大きな4つの影響をお伝えします。
①仕事への影響
・逆境から立ち直る力
・良好な人間関係を築いていける
・失敗を恐れずチャレンジしていける
という事を考えれば当然ですが成果がでます。もちろん高いスキルや能力が必要な仕事などは成果でるまでに時間かかる事もあるでしょうが、「折れない」事が自己肯定感高い最大の強みですので遅かれ早かれ成果が出ます。
②恋愛への影響
自己肯定感が低いと
・「フラれたらどうしよう」「相手は好きではないかもしれない」などが気になり過ぎて告白できないまま終わる
・付き合ったが相手の心情などを気にし過ぎて中々進展しない
・告白された時に相手のことをあまり好きではなかったとしても「高望みし過ぎかな。。」と渋々OKしてしまう
・結婚後に相手のダメなところばかり目に入ってしまいイライラする
などの影響が起きえる可能性がありますが、自己肯定感が高ければ恋愛に積極的になりますし、パートナーシップも良好になります。
仕事では自己肯定感低くても責任感や自信などから頑張れるという人は多いですが、恋愛はかなり自己肯定感の影響を受けますので、いま結婚している方も将来結婚したいという願望がある方も自己肯定感は絶対に高い方が良いと思います。
③子供の将来
お子さんは自己肯定感が高い方が「自分には価値がある」と信じられているので、
前向きで
素直で
行動力のある
お子さんに育ちやすいです。明るいとかよく喋るとかは個性もあるので一概にそうなるとは言えませんが少なくとも「自分が好き」と言える人になります。そうなってもらえた方がご両親にとっても嬉しいと思いますので、お子さんの自己肯定感を育むことを大事にしましょう。
特に日本人の自己肯定感は文部科学省のデータからも著しく低いという結果が出てますので、より意識した方が良いですね。
過去に「子どもの自己肯定感を高めるには?」という記事も書いてますのでこちらも是非お読みください。
④日常生活
・職場や家庭や外出先など様々な場面でイライラする機会が減る
・不安にかられる事が減り穏やかに過ごせる時間が増える
・小さな幸せも感じやすい
シンプルに人生全体の幸福度が上がります。
今よりも人の目が気にならなくなったり、イライラする事が減ったり、不安になったり、する機会が半分以下になったらどうなりそうですか?それだけでも今よりも更に幸せな人生になりそうなイメージは何となくでも湧くと思います。
まとめ
今回は自信と自己肯定感の違いは?
というテーマをお送りしました。
自信も大事ですし自己肯定感も大事ですが、自己肯定感が土台にあるからこそ自信も良い影響をもたらしてくれますし、今の社会は自信は作られやすいので、どちらかを意識して高めるとしたら自己肯定感を高めていきましょう。
今回の記事が少しでもお役に立っていれば嬉しいです。記事を読んで頂きありがとうございました。
自信と自己肯定感の違いがイマイチ分からないし、どっちが大事なのかも分からない。。