今回の記事はそんな方のために
■自己肯定感とは?
■自己肯定感を高める4つの要素
■直ぐに自己肯定感を高める方法はない!?高める上での注意事項
■日本人の自己肯定感が低い原因は?
■今の自分の自己肯定感はどの程度か知ろう
をご紹介します。
目次
自己肯定感とは?
先に自己肯定感とは何か?を理解していないとこの先の文章が分かりづらいと思うので、先に自己肯定感の定義をお伝えします。
■自己肯定感
無条件で自分には価値があると信じている感覚(絶対評価)
■自信
条件付きで自分には価値があると信じている感覚(相対評価)
対比する上で自信という言葉を出していますが、より具体的な自信との違いや、自尊心とは何が違うのか?が気になる方は下記の記事もご覧ください。
自己肯定感を高める4つの要素
自己肯定感を高める上で重要となる4つの要素をお伝えしていきます。ちなみに子供の自己肯定感を育む場合と、大人になってから自己肯定感を高める場合とでは必要となる要素が違うので(同じ部分もあります)、今回は大人の方が自己肯定感を高める上で必要となる要素をお伝えしていきます。
子供の自己肯定感を高める方法を知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
自己肯定感を高める上で重要なのは
1、自己理解
2、自己承認
3、内観力
4、環境
となります。
一つずつ説明していきますが、凄く簡単に流れをお伝えすると、自己理解で先ず自分のことを良い面も悪い面も含め深く知っていき、自己承認でありのままの自分を認め受け入れて、それを定着させる為に自分でマインドセットする力として内観力を養っていくというイメージです。そうして自己肯定感が高くなっても環境が悪い場合は元に戻ってしまう可能性もあるので、環境を変えたり人からサポートしてもらったりも大事になります。
1、自己理解
自己理解とは
自分について深く知っている度合い
です。
人は、他人のことを7割知ると嫌いになれないと言われているのですが、それは裏を返せば7割知らないと嫌いになりやすいとも言えます。そして、これは自分自身においても同様です。
人のことを知ろうと思った時に何をするかと言えば、相手とコミュニケーションを取るはずです。
つまり、自己理解をする上で重要なのは
自分自身とコミュニケーション
を取っていくことです。
私たちが人を嫌う時やネットで有名人を批判する時などは、基本的に相手のことを大して知らないケースが大半ですが、それに対して自分が好きな人や応援している人に関しては十分知っているはずですし、知る為に話したり情報を集めたりなど努力もしているはずです。
例えば鬼滅の刃もそうですが、アニメや漫画で嫌いだったキャラクターの人生の回想シーンが描かれて、嫌いだったのに急に好きになったみたいな経験はありませんか?仮に好きにまではならなずとも、それまでよりもその存在価値を認めた経験はあるはずです。
それと同じで、好きになる為や認めるためには【知る】という行為は必要不可欠で、その知る対象を【自分】に向けることで自己理解が深まり、自分の事を好きになったり認められるようになり自己肯定感が高くなります。
具体的にどのような方法で自己理解をしていけば良いのかに関しては、下記のページの「自己理解のオススメ記事」から気になった記事をご覧ください。
2、自己承認
自己承認とは
ありのままの自分を認めて受け入れること。
自分の家族や大切な仲間の事を承認していくように、
自分の事を承認していきます。
自己理解を深めると自然と自分のことを理解し承認していくので、自己理解=自己承認
になりますが、自己承認は自分の
・ダメなところ
・嫌いなところ
・人生での失敗体験、嫌いな人、後悔してる出来事
などを
受け入れる・認める
ことが重要になります。
自己承認に関してより具体的に知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
3、内観力
内観力は
自分で自分の精神状態を観察し、自分で状態を良くしていけること。
平たく言えば
内観とは【自問自答】であり、
内観力とは【自問自答の質】です。
どうして内観力が必要なのかというと、自己理解と自己承認により自己肯定感が高まっていっても、その自己肯定感の高さを確固たるものにするのは簡単ではないからです。
なぜなら社会は
・結果しか評価しない会社
・マウントを取ってくる上司
・感謝よりも不満が多いパートナー
・否定愚痴不満で溢れる職場
・誹謗中傷の多いネット
など、あなたの自己肯定感を下げやすい環境が多いからです。
内観力を高めて、状態が悪くなった時に良い質問を自分へ投げかけることができるようになりましょう。自分に常に「自分というコーチ」が付いてる状態を作れれば、高くなった自己肯定感をキープできます。
4、環境
環境も非常に大事です。
先ほど例で出したように、あまり精神状態に良くない環境にいたら、せっかく自己肯定感を高めたいと思っているのに中々上がりません。
例として
・クレーム対応をするような職場(またはクレームが多い職場)
・愚痴や不満で溢れる活気のない職場
・同僚やお客さんとのコミュニケーションが薄い職場(ありがとうなど感謝が返ってこない職場)
などは自己肯定感を高めるという観点だとあまり望ましくありません。
オススメは
・お客様からありがとうと言われやすい職場
→接客、医療系や修理系など困ってる人を助けるような仕事。
・良い上司や同僚が多い職場(在り方を大事にしてる職場)
→とにかく人間関係の良い職場を選びましょう。
・比較や競争の少ない職場
→営業に歩合制がないなど、職場内で助け合いの多い組織化がしっかりしてる会社が望ましいです。
ただ、そうは言っても上記のような環境は少ないので
①興味のある分野や得意な分野でボランティアをする
②良い人が多いコミュニティに入る(習い事、オンラインサロン、など)
から入るのも良いです。
ポイントは
■成果などではなく、存在そのものを承認されやすい環境
■ただ単に作業するのではく、役に立っていることを実感しやすい環境
を選ぶことが大事です。
直ぐに自己肯定感を高める方法はない!?高める上での注意事項。
自己肯定感を高めるセミナーや書籍などで、たった1日で劇的に自己肯定感を高める!などを謳い文句にしているケースが多く、確かに短期間で自己肯定感が上がったらそれは最高ですが、あなたの自己肯定感は1日で下がった訳ではないですよね?
時間をかけて今の自分が形成されているので、同等の時間がかかると考えた方が良いです。同等と言っても30歳の人が30年かかるとは言いませんが、1年くらいはかかると考え、短期間で高めることは期待しないようにしましょう。
ダイエットでイメージすると分かりやすいですが、飲むだけで、着るだけで、短期間で、などの商品やジムが多く、モノによっては2、3ヶ月とかで痩せてる(某企業のCMのように)ものもありますが、大体数ヶ月で元に戻ってますよね笑
運動、食事、など長い時間の生活習慣の積み重ねで太ってきた訳なので、体型が一時的に痩せてもその生活習慣自体が定着しないとまた直ぐに元に戻るのが当たり前です。
ですが人は
楽して
簡単に
努力せずに
お金をかけず
短期間で
などのフレーズに弱いのでつい手を出してしまいます。
もちろん楽して成果を出す効率化も大事なのですが、自己肯定感や体型など長い時間をかけて形成されたものを変化させることに関してはそれ相応の時間がかかると認識し、少しずつ変化していきましょう。
日本人の自己肯定感が低い原因は?
日本人の自己肯定感は低いというのは聞いたことがあったり、文部科学省が出した統計も見たことがある人も多いと思います。
弊社が独自に約500名ほどを対象に集計した自己肯定感診断テストでも、50%以上が低いという結果になりました。
では、なぜ日本人の自己肯定感は低いのか?というと大きいところは
①親の関わり方
②学校教育
③社会
④SNSの普及
この4つです。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
今の自分の自己肯定感はどの程度か知ろう
自己肯定感を高めよう!とするより前に、先ずは自分自身の自己肯定感の高さを知ることが大切です。現在どの程度の自己肯定感なのかによって、した方が良い行動も変わってくるので、下記の自己肯定感チェックテストでご自身の自己肯定感をチェックしてみてください。
まとめ
という事で今回は自己肯定感を高める4つの要素を中心にお伝えきました。自己肯定感が低いからといって気にしすぎる必要はありませんが、自己肯定感の高さ=人生の楽しさとも言えるので、少しずつ自己肯定感を高めてもらえたらと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
自己肯定感を高めたいと思ってるけど何をしたら良いのか分からない。。