承認欲求が強いかもって自覚できてるだけで素晴らしいですけどね!
うるさい!悩んでんだから何かアドバイスくれ!
こ、こわ。。笑 はい!
という事で今回は
承認欲求が強くて悩んでる人
へ向けて
・承認欲求とは?
・承認欲求は合っても良い?
・なぜ承認欲求が強くなるのか?
・承認欲求と上手に付き合う方法
をお伝えしていきますので、
承認欲求がどうしても強くなるんだよな。。という人は是非ご覧ください。
最初にお伝えしておくと、
承認欲求が強い=悪いこと
では全くないです。
最近、承認欲求は捨てよ!
という自己啓発本やYouTubeなども割と見かけるので、承認欲求が強くて悩んでる方もいるかもしれませんが、気にする必要はありません。
その理由をご説明していきます。
承認欲求とは?
承認欲求とは、
・誰かに認めて欲しい
・誰かに存在を受け入れて欲しい
・愛されたい
・注目されたい
・興味関心を持たれたい
という欲求です。
有名なマズローの五段階の欲求にも
1、生理的な欲求
2、安全の欲求
3、社会的欲求(愛、所属の欲求)
4、承認の欲求
5、自己実現の欲求
このように入っていて、その欲求は社会的に有名なものになります。
言い換えれば存在を実感するための欲求でもあるので
存在欲求
と言っても良いかもしれませんね。
承認欲求は合っていい
今回記事を読みに来てくださってる方は、
承認欲求が強いこと=あまり良くない事
という気持ちがある方かと思います。
大ベストセラーとなった
嫌われる勇気
でも承認欲求を否定していたり、世間的にも承認欲求をあまり良いものとして扱ってはいないケースが多いですが
個人的には
承認欲求は合って全然OK
だと考えています。
それは、承認欲求が満たされづらい世の中になっているからです。
なぜ承認欲求が強くなるのか?
理由として
①日本人が求める欲求が次のステージになっている
②都市の集中によりコミュニティの希薄化
③資本主義の経済システム
この3つが大きいと思っていますので、具体的に説明していきます。
①日本人が求める欲求が次のステージになっている
私はマズローの5段階の欲求は現代だと少し変えた方が良いかな?と思う部分もありつつ、根幹は今も変わらずそうだなとも思っているのですが
現代の日本だと
1、生理的な欲求
2、安全の欲求
これはもうほぼほぼ満たされています。
もちろん「生活に苦しんでます。。」という人も多いと思いますが、戦前や戦後の時代に比べたり、発展途上国に比べたらかなり豊かな方です。つまり私たち日本の経済的に苦しい、、とは比にならないくらい苦しんでる人が世界には沢山いるわけです。
今日食べるために!
安全に生きていくために!
という生きる欲求は1番強いので、生きていくことに必死で困っている時代はそれを追い求めますが、生理的な欲求と安全の欲求が満たされた今の日本では、次に承認欲求が強くなるのは当然のことです。
食べるのに困っている、安全性が低く困っている、時の方が人同士で助け合います。助け支え合わないと生きていけないからです。だから少し皮肉な話ではありますが、生理的欲求や安全の欲求が満たされてない国の方が結果として承認欲求は満たされやすいのです。
ただ、それが悪い状態かというと決してそうではなく、生理的欲求や安全の欲求が満たされ生きていく土台を整えることができたのは、これまで時代を築いてきてくれた先人の方々がいるからですし素晴らしいことです。
その次の壁として承認欲求を満たし合うステージが来ているのだと思うので、現代を生きる我々が乗り越え土台を作っていく番なのです。
②都市の集中によるコミュニティの希薄化
元々は地域ごとの繋がりや絆が深く、それがより助け合いや支え合いとなり自然と承認欲求が満たされていましたが(もちろん今も繋がりの濃い地域は沢山ありますが)、都市が東京、大阪、などに集中した事によりそうした地域での繋がりも希薄になってきています。
元々のその地域は今も深い繋がりがあると思いますが、就職などで地元を離れた人がそのまま大都市の近くに住み家庭を築くケースが非常に多く、そうなるとその地域にずっと住み続けるわけですが、そこで地元のような繋がりを築いていける人はかなり少ないです。
小さい頃や思春期の頃はわずらわしいなと感じる事も多いでしょうが、地方のような地域コミュニティの繋がりが今の日本にこそ必要だと思います。
③資本主義の経済システム
成果主義の会社が多いので、成果を出せば認められ出さなければ認められないという社会です。中には売上などの成果だけでなく、その人の人間性や隠れた貢献を評価したり、社内で感謝を伝え合うなどの社風にしている良い会社もありますが、そうした会社よりも成果だけを評価する会社がまだまだ多いです。
ただ、業績を挙げなければ社員の生活を守れなくなるので仕方のないことではありますが、、承認欲求を満たし合う組織にすることで働きがいが増したり人間関係が良くなったり離職率は低下するはずなので、そうした組織でかつ業績を右肩上がりにし続ける企業が増えてくると良いなぁと思っています。
こうした社会なので、自分が役に立ってる貢献を感じづらく、承認もあまりされないので、社会の中で寂しいなと感じるのは当たり前です。コロナウイルスの蔓延を機にリモールワークを導入する会社が増えより合理化が進みましたが、無駄が省けて良くもある部分もありつつ、承認欲求を満たし合うという面だと更に悪化している感じがしますね。。
既に家庭を築いてる方は家族で過ごせる時間が増えて良いかもしれませんが、一人で生活されてる場合は一人で生活する時間が増えてしまうので、あまり望ましくないと思っています。
細かくはもっとありますが、主にこれら3つの理由から承認を求めることは自然であり、全く悪いことでは無いと思ってます。
ですので、
承認欲求は捨てよ!!
のような自己啓発本やYouTubeを見たりして
承認欲求が強過ぎて悩んでる。。
という人、気にしなくて大丈夫ですよ!
自分の中にある欲求を、変に無くそうとしたり、無いと強がったりすると余計に欲しくなるものです。ダイエットし始めてから無性にラーメンが食べたくなるようなものですね笑
ただ、強過ぎてのそのレベルにもよります。その承認を求めるレベルが強過ぎると承認を受け取っても受け取っても全然満たされないという状態になるので、下記の方法をいくつか試してみて頂けたらと思います。
他にも学校教育や家庭環境の影響もありますが、それに関しては過去のこちらの記事をご覧になってください。
関連記事『自己肯定感が低い原因は何か?』
自分の承認欲求と上手に付き合う
先述したように承認欲求は悪いものではなく、合って良いんです。
ですので、承認欲求なんて!と否定するのではなく、自分がどのような承認を求めているか?を理解し、その上で承認欲求が適度に満たされるようなライフスタイルにしていきましょう。地方の地域コミュニティレベルの繋がりはいきなりは難しいかもしれませんが、どんなコミュニティだっていきなり繋がりがあった訳ではありません。誰かのちょっとした気遣いや優しさから徐々に始まっていったのですから、少しずつ繋がりを作っていくことは可能です。
自分の承認欲求と上手に付き合っていくオススメの方法を4つほど記載します。
①自分にも承認欲求があると受け入れる事
これはここまで何度も伝えてきた内容ですが、承認欲求があり、それは悪いものではないと認識をしましょう。
なぜそれが大事かというと、自分の承認欲求を認めることで、相手にも承認欲求があることを受け入れることができ、今までよりも相手を承認できるようになるからです。自分の承認欲求を嫌ったり否定してしまうと、周囲で承認を求める人の言動や行動にイラついたりしますが、自分にもあると受け入れることで相手のそうした行動を許せるようになり、素直に承認してあげることができ、自分から承認することにより相手からも承認される機会が増えます。
②転職する
今の職場で承認欲求が満たされてないと感じるのであれば、転職するのも一つの手です。
これだけが理由で?
と思われる方もいるかもしれませんが、あまり承認されてないと感じるということは、成果を出せていないか、成果を出してるのに周りが見てくれてないか、のどちらかだと思いますが、成果を出せていないとしたら、自分が得意な職種を再度探すのも選択肢としてありだと思います。もし興味ないと思っている業界や職種でも、自分が得意で成果を出すから人に喜んでもらえて、承認されたり貢献している実感からその仕事が好きになっていったりもするものです。
成果を出しているのに評価されてないと感じているとしたら、更に成果を出すか、思い切って転職するかです。プロ野球選手やサッカー選手だって、好きなチームであれどもっと高く評価してくれるチームがあればそっちへ移籍します。自分のことをしっかり評価してくれる会社への転職も検討してみましょう。
③身近な仲間を作る
好きな趣味などのコミュニティを探すのもオススメです。
話が合う仲間や、共同体験をする仲間がいると心が満たされますし、仕事と関係無い場であるからこそ評価など忖度なく接することや、助け合うことができます。
野球が好きならその地域の草野球チームとか探してみたり、ペットが好きならペット保護をしているボランティアに入るなどもありです。
ほぼこの地域に繋がり無いのにどうやって見つけたら。。と思ってる方もいると思いますが、最近はネットで検索すると趣味関連のコミュニティやボランティアなどのメンバー募集の情報が結構ありますよ!
例えば野球であれば「○○(地域名) 草野球 募集」とかで検索すると出てきます。
こういった形で今お住まいの地域で何かしたのコミュニティに入るのはオススメです。「身近な」としているのは今はオンラインコミュニティも多いですが、やっぱり身近で直接合ったり食事に行けたりする距離感の繋がりの方が承認欲求が満たされますし、好きなことを直接やる事で繋がれた方が関係が長続きしやすいからです。
④家庭を築く。家族との関係を良くする。
やはり家族がいるというのが1番承認欲求が満たされます。常に一緒にいてくれる人がいるという安心以上に承認欲求が満たされることはありません。
最近は結婚しなくても良いやという人も多いですし、考え方は人それぞれなのでそれも良いと思いますが、自分の両親がいなくなった後に誰も家族がいないというのは精神的に結構強くないと厳しいと思っています。ですのでなるべくは結婚し家庭を築いた方が良いと個人的には思います。
上記①〜④の方法で、少しずつ自分自身の承認欲求が満たされていってるのを感じられるようになってもらえたら幸いです。
どれを実践しても承認欲求が満たされないという人は、他者との繋がりでは満たされない状態ですので、自分で自分を承認していく事をできるようになりましょう。
つまり
自己肯定感を高める
という事です。
自己肯定感は
無条件で自分には価値があると信じている感覚です。
承認欲求があまりにも強い状態というのは、自分で自分の存在を肯定できていないので、他者から評価、賞賛、愛情、興味関心、などをもらう事により自分の存在を実感している状態です。自分の存在を自分で肯定できてないレベルが高いほど周りから求める承認レベルも高くなります。
周りからもらう承認だけで自分の存在を実感していくとプライドだけ高くもなってしまいます。
A・・自己肯定感が高く、自分の存在を自分で肯定できている
B・・自己肯定感が低く、他者からの承認により自分の存在を肯定する
この2つは天秤のようなものだと思ってください。
Aが無ければBがめちゃめちゃ必要になり、AがあればBがあまり必要なくなるというイメージです。
Bで満たされていても、自分が求めているレベルの承認が他者からずっと貰え続けられるというのはありません。
だから自己肯定感を高めることが大事なんです。
お伝えした①〜④で満たされたという人は健全な範囲だと思いますが、それをしても満たされないという感覚が強い人は、
・繋がりを作る
・パートナーを作る
・能力を磨きもっと周りの評価を高くする
などで他者から承認を貰おうとするよりも
自己肯定感を高め、自分で自分の存在を承認していけるようになりましょう。
自己肯定感を高める!と言われると急にハードルが高く感じた方もいるかもしれませんし、実際にかなり時間がかかる人はいますが、この記事を見てくれてる人は比較的早く自己肯定感高くなると思います。
なぜなら、自分で承認欲求が強いと認めているわけですから。
本当に承認欲求が強過ぎるレベルの人は、
・「自分は承認欲求は全くありません」と自分の中にある承認欲求を否定している。
・「俺は承認とか関係ない!生き方としてみんなの役に立ちたいんだ!」と別に承認欲求はない、ただ役に立ちたいだけと言う
など、自分の中にある承認欲求を否定する人が非常に多いです。
こういう人ほど実際に言動や行動を見ると「承認欲求の塊じゃないですか。。」って人が多いんです笑
ですが今回の記事を読んで頂いてる方は、自分の中にある承認欲求を認められてる訳ですから全く問題ありません。そうした自分の中にある弱さを素直に認めることができるのは強さです。なので基本的には少しずつ繋がりを作っていく事で解消されると思いますが、それでもちょっと。。という方は是非自己肯定感を高めていってください♪
自己肯定感を高める方法は過去の記事で書いてますので、興味あればそちらも是非読んでみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
承認欲求は誰しもにあります。
承認欲求は手放した方が良い!承認欲求なんてゴミだ!って人も多いですが、絶対その人も承認欲求強いですから笑
承認欲求あって良いんです。
ただ、食欲や睡眠欲と同じで、適度な範囲で取ったら満たされることは大事です。
寝ても寝ても眠い。。
食べても食べても満腹にならない。。
となったら身体を壊しますからね。
食欲や睡眠欲なら満たそうと思えば休みの日に沢山寝よう〜とかですぐ満たすこともできますが、今回の記事で書いたように承認欲求は現代だと一番満たしづらい欲求だと思いますので、承認欲求が強くて。。と悩んでる方はそれが自然です。
冬なのだから寒くて当たり前でしょって感じです。なのに冬だと気づかずに薄着で外に出ていたら寒くて仕方ないわけです。なので、冬だという事を自覚し、その上でセーターやコートを買いに行きましょうっていう話でした(あれ、分かりづらいかも。。笑)
少しでも参考になっていれば幸いです。記事を読んで頂きありがとうございました。
周りに「認められたい」「愛されたい」「注目されたい」という気持ちが絶えない。。承認欲求が強すぎるのかな。。