「ネガティブな自分が嫌い。何でこんな性格になったんだろう。。」
「ネガティブな自分を変えてポジティブになりたい。。」
こんなお悩みありませんか?
本記事ではそうした悩みをお持ちの方に向けて
・ネガティブ思考5つのメリット
・人はそもそもネガティブである
・ネガティブを包括したポジティブを目指そう
という内容をお伝えします。
目次
ネガティブ思考5つのメリット
早速ネガティブ思考のメリットを紹介していきます。
1、問題の発見が早い
ネガティブな人は未来に対する恐れや不安が大きいので、起きる可能性のある問題に早く気づけます。
仕事でも私生活でも、問題に気づかず放置していた為に解決できない事態になってしまう事もありますが、早い段階で気づければ少しの労力で解決出来ることもあります。
イメージしやすい例でいえば虫歯になってから歯医者へ行くよりも、虫歯になる前に行けたら軽い治療で済みますし、その前に歯磨きを念入りにしておけば歯医者に行く必要すら無くなるように、早く問題に気づく事にはメリットだらけです。
「何とかなる」というポジティブ思考も楽しく生きていく上で大切ですが、「何とかならなかったらどうしよう」というネガティブ思考があるからこそ将来起きえる問題を未然に防げるので、辛い状況や苦しい状況を回避するのに非常に役立ちます。
2、ホスピタリティが高くなる
ネガティブな人は「人に嫌われたく無い」という気持ちが強いので、人への気配りができる人が多いです。
接客業など人と接する仕事をすると、相手の気持ちを察してホスピタリティ高い接客ができるので、質の高い仕事をして評価が高くなります。
ポジティブな人だと、楽しいトークで相手を楽しませようとか、これしたらお客様喜ぶかなという方に意識が向かいやすいですが、ネガティブな人は【相手を不快にさせない】という方に意識がいくので、お客様の立場からすると「居心地が良い」と感じる接客ができるのもネガティブ思考のメリットです。
3、失敗をする可能性が低い
問題の発見が早いというメリットにも通じますが、ネガティブな人は失敗を回避する為に十分に計画を立てる人が多いです。
つまり、事前準備をするのが上手ということです。
例えば、旅行に行く際に「行ってから考えよう」とするのではなく、行く観光地や飲食店の計画を入念に立てたり、仕事のプロジェクトも何となく進めずに、様々な方向からリスクを考えるので順調に進むなど、失敗をしづらいです。
いきなりホームラン打つような抜群の成績を残さなくても、着実にヒット1本を毎試合打ってくるような成果を出すので周りから信頼もされやすいですし、運ではなく地道な努力によって成果を出してるので、好不調の波が小さく安定しやすいというメリットもあります。
4、世渡り上手になる
人の目を気にするので、周囲の気持ちを過敏に察知するため世渡り上手になりやすいのもメリットです。
要は
・相手のされて嫌な行動や言葉
・相手がされると嬉しい行動や言葉
の把握が上手く、どんな人の前でも器用に立ち回る八方美人という事です。
八方美人はあまり良くない意味として使われる事が多いですが、後から八方美人になるというのは難しいですし、「相手に合わせずにもっと自分に正直に生きよう!」となった際にも、八方美人の資質があれば相手を傷つけけない言い回しができるので、大きなメリットです。
5、節約上手になる
これは失敗をしないというメリットの一つでもありますが、将来の不安を消したいので散財をせずに貯金を上手にしていきます。
貯めると使える薬局のポイントや、次回持っていくと適用される割引券など「面倒臭いからいいや」と捨ててしまう人も多いですが、しっかりと活用して節約していきます。
ポジティブ思考が強いと収入が上がってもそれに伴い支出も増えて、結局貯金はあまり増えないという状況になりがちですが、ネガティブ思考を持っていると計画的に貯金に回していけます。
人はそもそもネガティブである
ここまでネガティブ思考のメリットをお伝えしてきましたが、
そもそも人は基本的にネガティブです。
人類が天災や戦争や飢餓から命を守る為には危険に敏感である必要があり、その危険察知能力がなければ早々に滅びていたと思います。
なので、ネガティブ思考があったからこそ生き残ってこれた生物だとも言えます。
今もウイルスや災害など命の危険もありますし、健康や経済的な面での不安などもありますが、昔に比べると安全のレベルは遥かに向上しています。しかし、諸説によると人の遺伝子が完全に入れ替わるのには1000年はかかるとも言われているので、今もそうした【危険を察知しよう】という遺伝子が残っている可能性の方が高いです。
こうして考えるとネガティブであることは何も不思議ではなく、むしろ当然とも言えます。
ただ、先ほども述べたように今は昔に比べると遥かに安全なので、その安全性の進歩に対して遺伝子の進歩は追いついていない面もあります。なので今あまりにも自分自身がネガティブ思考だなと感じているので、あれば少しずつ思考をポジティブに変えていく意識を持っても良いと思います。
ネガティブ思考は変えられる?
結論、変えられます。
ただ、変えるというよりは
ネガティブを包括したポジティブを目指しましょう。
ネガティブだけな人もいないし、ポジティブだけな人もいません。物事にもそうです。全ての物事に見方によってポジティブな面とネガティブな面が存在します。
例えば5つのメリットに記載してきたことも
①問題の発見が早い⇆心配性
②ホスピタリティが高い⇆人の目を気にしすぎる
③失敗をしない⇆挑戦を恐れる
④世渡り上手になる⇆相手に合わせるばかりで自己主張しない
⑤節約上手になる⇆ケチくさい
このように、デメリットもあります。
なので大事なのは
ネガティブな面とポジティブな面を両方を見ることです。
そして、ポジティブ思考になっていきたいのであれば
ネガティブな面とポジティブな面を見た上で、ポジティブな方を選択していきましょう。
ポジティブな方を選択するというのは怖いかもしれませんが、「何とかなる」と楽観的にいこうと言っているのではなく、ネガティブな面も見た上でのポジティブなのでリスクは十分に考慮しているはずなので、今までの良い面を残しつつポジティブにシフトしているのでリスクは小さいです。
ただ、ポジティブに考えたり、ポジティブに行動していくことは、今までよりは少なからずリスクは含みますから、自分に自信を持ってなければいけません。その自信を形成していく上では、今回ネガティブ思考のメリットを見たように、自分自身のネガティブからポジティブな面を見つけていきましょう。その自信が、あなたがネガティブな面とポジティブな面を考えた上で「ポジティブに行こう」と選択する勇気を与えてくれます。
ネガティブのポジティブな面を見ていくのには、過去に書いたこちらの記事も参考になりますので是非ご覧ください。
終わりに
今回はネガティブ思考のメリットを5つご紹介してきました。
お伝えしてきたようにネガティブ思考なことは何も悪いことではありません。ただ、物事のネガティブな面だけ見えていると疲れてしまうと思いますので、ネガティブ面だけでなくポジティブな面も見て、バランスの良い感覚を身につけていくと更に幸せに生きていけると思います。
今回の記事が少しでも参考になっていれば幸いです。読んで頂きありがとうございました。
私は12歳まで不登校で友達も一人もおらず、その経験も影響して大人になってからも超がつくほどネガティブな人間でした。ですが、そうしたネガティブ思考があったからこそのメリットも沢山あったなと今は感じているので、その経験も踏まえてお伝えしていきます。