自己肯定感とは?世間一般の自己肯定感の高さや理想的な状態までを解説。

池を飛び越える男

【自己肯定感】
という言葉をここ数年で聞く機会が増えたと思いますが、伝える人により定義が違うので、そもそも自己肯定感とは何か?がイマイチ理解できていない方も多いと思います。

今回はそんな自己肯定感を、自信など類似した言葉と比較しながら分かりやすく解説していきますので、是非最後までご覧ください。

本記事の内容
①自己肯定感とは?
②【調査】世間の人々の自己肯定感は高い?低い?
③自己肯定感が低いとヤバい?
④自己肯定感の理想的な状態は?
⑤大人になってからでも自己肯定感は高められるか?

自己肯定感とは?

本で自己肯定感を調べている

自己肯定感は、本やネットだと
・自分のありのままを受け入れて、その自分を大切に思うこと
・自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。

などの記載があり、それらもとても良い表現だと思いますが

私が自己肯定感を研究していく中で
自分なりに下記のように定義づけしました。

私は自己肯定感と自信という言葉を分けていて

■自己肯定感
無条件で自分には価値があると信じている感覚(絶対評価

■自信
条件付きで自分には価値があると信じている感覚(相対評価

としています。

なぜ自信という言葉を引き合いに出しているかというと、
【自信はあるけど自己肯定感は低い】
という人が多いからです。

自信がある人は堂々としていたり、自己主張をしたり、仕事で成果を出していたりしますが、良くわからないとこういう人のことを自己肯定感が高いと思ってしまいがちです。もちろんこういう自信に溢れた人の中には自己肯定感高い人もいるでしょうが、私が観察してる限りですと、今世の中の多くの人は
【自信はある程度高いけど、自己肯定感はかなり低い】
状態の人が多いです。

自己肯定感は
・自信に満ち溢れた態度
・対外的な明るさや元気さ
・社交性
などとはそこまで大きな関係なく
「何があっても私は大丈夫」
「私はありのままで価値がある」

と、人と比較せずにありのままの自分に価値があえると思えている状態です。

【調査】世間の人々の自己肯定感は高い?低い?

日本人は自己肯定感が低いと言われていますが、実際に世間の人々の自己肯定感の高さがどの程度なのか気になりませんか?文部科学省が出した統計も参考になりますが主に子供を対象にしたものなので、弊社が20~40代の一般男女に向けて独自に調査しました。


その結果はこちらです。


50%以上がかなり低い〜やや低いまでに該当しているので、この調査から見ても自己肯定感が低い方は相当多いです。

自分自身の自己肯定感が気になる方や、実際にどんな質問項目で診断したのか気になる方は下記の自己肯定感チェックテストをご覧ください。

自己肯定感が低いとヤバい?

悲しい表情の犬

結論
ヤバくはないけれど、人生を心からは楽しめない。
という回答になります。

自己肯定感が低いと、ありのままの自分の価値を肯定できていないので、他者の注目・興味・関心・愛情・賞賛などを集めることでしか自分の価値を実感できなくなります。


先ほど【自己肯定感は低いけど、自信だけは高い人が多い】とお伝えしましたが、それは現代だとどうしても比較や競争の連続ですから、他人よりも優位性を得るために努力し勝とうと頑張り、そこに対し一生懸命ですからみんな何かしらの要素で自信を持ってる人は多くなります。

ですが、それは他者と比較した上で勝ってる、比較した上で自分の方が有能だと思えているからの自信です。
・社内で営業成績1位を取り、営業のできる自分
・他の子よりもモテている自分
・他の子より良い男性と付き合えている自分
・この年齢の平均年収より高い自分
・会社で役職のある自分

その努力は尊いですし、それによって出した成果は価値あることだと思います。


ただ、自己肯定感が低いと、多くの行動が
【認めて欲しい・評価して欲しい・必要として欲しい】
などを求めがちとなり、自信をつけてきたにも関わらず自己肯定感が低いままだと、その求める度合いがどんどん大きくなっていくのです。
自信と自己肯定感の乖離が強い不充足感を生みます。

つまり、自己肯定感が低いと他者からの
・注目
・興味
・愛情
・承認

などを求める(ほぼ無意識的に)傾向にあり、自信が高くなると更にその度合いが増していくという事です。

これらの承認欲求は誰にでもありますし、認められたいとか必要とされたいは全然あって良い、むしろ無い方が変です。承認欲求を捨てよみたいな心理学もたまにありますが私は無くせないと思っています。

全然あって良いのですが、承認欲求が過度にあると
人生の主役が自分ではなくなっていき、人生が楽しくなくなります。


あなたに原因があるのではなく、統計を見ても多くの方が低いという結果だったように、自己肯定感が低くなりやすい時代背景だっただけですので、もし今の自分が自己肯定感低いなと感じていたとしても決して自己否定はしないでくださいね♪

自己肯定感の理想的な状態は?

自己肯定感が高い状態なのはもちろん、理想なのは
自信も自己肯定感も高い状態です。


私たちは親の関わり方や、学校の教育、社会のシステム、などによって、他者比較の中でしか自分の価値を見れなくなってしまっています。自分に価値があるかどうかはいつだって他者と比較して優れているか?という条件付きだったんです

自己肯定感はそうではなく
無条件で自分には価値があると信じてる感覚(絶対評価)
他者比較を必要としません。

そうは言われても中々難しいですよね。
・仕事で成果全然でてなかっり
・好きな人に告白しても振られ続けたり
・就職活動で全然内定がもらえなかったり

とかしたら自分には価値が無いのでは?と思ってしまいがちです。

いきなりは難しいですが、少しずつ自己肯定感を高めていくことによって、他者と比較しない自分になっていきます。

大人になってからでも自己肯定感は高められるか?

高められます。


私は元々不登校で、学校にほとんど行かず、行っても誰とも話せない子供でした。
先述した言葉で言うと「自信も低く自己肯定感も低い」時代でした。そこから勇気をだして野球部に入り毎日千本の素振りをし4番を打ち、社会人になってからは営業で全国1位を取ったり会社で取締役に任命されたりと努力し成果を出して、次は「自信はあるけど自己肯定感は低い」状態になっていました。

当時は自己肯定感という言葉を知らなかったので自分が低いという自覚は無かったですが、自分自身と徹底的に向き合う中で自己肯定感が上がり、上がってから振り返ると過去の自分は自己肯定感が低かったんだなと自覚しました。


同時に様々な悩みや問題が解決していきました。


このように実際に私が自己肯定感を高める事が出来たからというのも自己肯定感は高められるという根拠の一つではありますが、私が上がったから他の人も上がるというのはやや安易だと思います。
しかし、私は自分の自己肯定感が上がった要因を分析し研究し続けた結果、かかる時間は個人差あれど、誰もが自己肯定感を高めていくことができると自信を持って言います。


生まれた時から自己肯定感の低い人なんていないのですから。

なので正確に言えば自己肯定感を高めるというよりも、「戻る」という表現の方が適切かもしれません。
「本来の自分に戻る」のです。
そこに今までの人生の経験、知恵が肉付けされればより最高な自分ですね。


仕事で成果でてなくても

恋愛が全然上手くいかなくても

人生が全然思うようにいってなくても

あなたには価値があります。


そう心から思えるように、この【自分を生きる学校】のサイトがお役に立てば幸いです。
記事を読んで頂きありがとうございました。

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