【エニアグラムタイプ1の特徴】タイプ1の私がお伝えします。

修行している僧侶

今回はエニアグラムのタイプ1の特徴を詳しく説明していきます!

以前の記事で、自己理解を深めるのに役立つツールとしてエニアグラムを紹介しましたが、全9タイプの簡単なまとめだけでしたので今回は一つのタイプを詳しくご紹介していきます。

エニアグラムとは、人間の性格を1〜9番までの9つのタイプに分類した性格分析で、生年月日をベースにした占いや統計学のようにあなたはこういう人間!と決められているものではなく、自分自身で番号を探究していくというプロセスが特徴です。

この探究していくプロセスが自己理解に役立ちますので、自己肯定感を高めたいと思っている方は是非エニアグラムを学んでみてください♪

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エニアグラムタイプ1の特徴

黒板に計算式を書く教師

エニアグラムのタイプ1は
改革者

完璧を求める人
と言われています。

高潔で正義感が強く、不公平や不平等などを嫌います。倫理観も強いので「こうあるべき」「◯◯すべきだ」という思考を抱くことが多く曲がった事なども大嫌いです。

心の奥に自分の理想の世界観を持っているため、現実の世界がそこへ向かうようあらゆるものを「正そう」という思考になりやすいのも特徴です。


タイプ1に多い職業

・教師
・政治家や社会活動をする人
・警察官
・NPOなどの代表

など、正義感や道徳心が強く、自分の理想とする世界観を持っているのでその実現に寄与できると思える仕事につく傾向があります。給与の高さや福利厚生などよりも、会社の理念に共感できるかが大事になります。


エニアグラムタイプ1のアニメキャラやドラマの登場人物

・半沢直樹
・デスノートの夜神月
・キングダムの嬴政(えいせい)
・コードギアスのルルーシュ

池井戸潤さんの作品に出てくる主人公はタイプ1が多い印象です。不正などが許せないという倫理基準の高さがタイプ1の性質を象徴しています。

エニアグラムタイプ1の囚われ

それぞれのタイプには【囚われ】があり、これは自分の中にある根深い感情のパターンです。


タイプ1の囚われは【怒り】
自分自身の正義感や倫理基準が高いため、できていないと自分に対してや他者に対しても怒りが湧いてきだすなど「怒り」に苦しめられる時があります。ただ、タイプの1の特徴としてあまりその怒りを表には出しません。


怒った後に「こんなに怒っている自分が未熟なんだ」と内省し抑えますが、実はそれでスッキリはしてなくて溜め込んでしまっていて一気に爆発するというケースもあります。。

エニアグラムの3つのグループ

エニアグラムには全9タイプを大きく3つのグループに分けて

①本能タイプ・・タイプ8・9・1

②フィーリングタイプ・・タイプ2・3・4

③思考タイプ・・タイプ5・6・7


タイプ1は本能タイプに分類されますが、本能タイプの特徴としては「快か不快か」を本能的な直感で判断し、それから思考するという傾向があります。判断力があるという良い面もありますが、「こう感じたからこうだ!」と決めつけ他の意見に耳をかさなくなってしまうこともあるのが注意点です。

更に細かく分類すると他にも分け方があり、一つだけ記載しておきます。

■【問題が生じた時の態度】で分類するエニアグラムのグループ

合理的・・1・3・5

楽観的・・2・7・9

反応的・・4・6・8


タイプ1は合理タイプです。「大丈夫でしょう!」「なんとかなる!」と考える傾向にあるのが楽観タイプで、「大変だ!なんでみんなはこの問題のヤバさに気づかない!?」と感情的なり深刻に考える傾向にあるのが反応タイプで、「こうなってしまったのは仕方ないから、解決策を考えよう」と合理的に考える傾向にあるのが特徴です。冷静なタイプなので「冷たい人だな」と思われてしまう事もあります。

エニアグラムタイプ1のウイング

エニアグラムには【1ウイング9】【1ウイング2】のように隣にあるどちらかのタイプをウイングといってサブタイプとして持つことになり、純粋なタイプということは基本的に無いので必ず隣のどちらかの番号を持ちます。

タイプ1のウイングとその特徴をお伝えします。

タイプ1ウイング9 理想主義者

ウイング9のタイプ1番は理想主義者的な傾向が強くなり、大局的・長期的な未来を想像し理想を描くことが多く、それを話すことが多いです。ただ、穏やかで寛容さもあり、一人の環境や自然を好む傾向もあります。もう一つのウイングの人に比べ浮世離れしてる感じです。

タイプ1ウイング2 擁護者

このウイングタイプの人は、1ウイング9の人よりも行動的であり人とも積極的にコミュニケーションを取ります。ウイング9の人は理想を語る夢想家っぽくもなるのに対しウイング2の人はより現実に行動を移すタイプで、ウイング9は全体的に良い方向になったら良いなと全体を見て個人にはそこまで深く関わらないタイプですが、ウイング2の人は個人の興味関心が強いのも特徴です。

エニアグラムタイプ1のステート

らせん階段

エニアグラムの各タイプにはそれぞれステートと言われるものがあり、これは心の成長段階を示したもので、1に近づけば近づくほど健全性が高く、9に近づくほど不健全になるというものです。

※エニアグラムのタイプも1~9で、ステートも1~9まであるので番号がタイプの事なのかステートの事なのか混在しないようご注意ください。


1〜9まで一つずつ書いていくとかなり長くなってしまうので、

1〜3・・健全

4〜6・・通常

7〜9・・不健全

というくくりでお伝えします。

■健全(ステート1〜3)
自分の理想とする世界観や高い倫理観を持ちつつも、それが絶対に正しいという思い込みはなく他者には他者の正しさがある事を受け入れます。
ステートが1に上がるほど誠実さ、崇高さ、賢明さ、寛容さなどが高くなりエネルギーにも満ち溢れていきます。

■通常(4〜6)
悪くはなく、誠実で真面目で高潔さを持っていますが、それが正しいと強く信じているため、出来てない人を見るとイライラしたりなど他者を評価するのがこのステートの特徴です。
自分が全て背負わされている。。という感覚が出てきたらステートが下がっていく兆候なので気をつけましょう。

■不健全(7〜9)
ただでさえ真面目なタイプなので健全度が下がるとかなり神経質になります。自分は正しくて相手は間違っていて愚かだと考え独りよがりになり、それを自分でも認知できる時もありますがステートが9に近づくにつれ自分ではコントロールが出来なくなります。


エニアグラムタイプ1の成長の方向

分かれ道に迷う少年

各タイプには成長するためのポイントがありますので、タイプ1の成長ポイントをお伝えします。


①タイプ7を目指す
タイプ1の成長の方向はタイプ7だと言われています。タイプ1のステートが上がるにつれてタイプ7のプラス面である

・いつもリラックスしている

・何事も楽しもうとする姿勢がある

・誰に対してもオープンに接する


という特徴がタイプ7にも出てきます。


高い倫理基準を持ちつつも、高潔であらねば、ルールは守らないと、正しくあらないと、などが自分や他者を苦しめる事なく、それを楽しく目指していこうと肩の力が抜けて穏やかになっていきます。


自分や人の不完全さも愛せるようになり、生きるのが楽になります。


ですので、囚われである怒りが出てきた時などに

・もっとリラックスしよう!

・タイプ7番だったらどう考えるかな?

・自分だってルール破っちゃう時はあるよね!

・これを楽しくするにはどうした良いかな?


と、楽に考える事をトライしていきましょう。


②相手には相手の理想や正しさがあることを理解する

タイプ1は理想や倫理観が高いため自分が正しいという思考になりがちで、それが自分にも他者にも厳しく接してしまい「なんでこんなに愚かなんだ!!」という怒りが出てきてしまいます。

自分がこれは正しい!!と思ってるのは、相手も同じであり、相手も相手なりの「自分が正しい」があるという事を理解する事によりタイプ1は大きく成長していきます。


まとめ

以上がエニアグラムタイプ1の特徴でした!


正義感や倫理観が強く、ステートが高くなればなるほど他者への寛容さも増して非常に頼れる存在になっていくタイプです。


こんな事では駄目だと自分を律しすぎて、気が付いたらストレスで精神的にパンク寸前になりがちなタイプでもあるので、予定に自分の趣味の時間なども予め組み込んでおくなどしてリラックスする事を優先度高くおきましょう。

あなたの自己理解に少しでも役に立っていれば幸いです。

記事を読んで頂きありがとうございました。


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