人にはそれぞれ正しいと信じている考えがあります。
よく言えばそれが
信念
人生哲学
なりますが
時としてそれは人生を苦しめる
呪縛
強迫観念
にもなります。
これらは自分を苦しめる
思い込み
です。
このブログは
見てくださった方の自己肯定感を高め、今の人生をより愛おしく感じられるサポートをすることを目的に書いています。
自己肯定感を高めるには
・自己理解
・自己承認
・内観力
・環境
が大事ですが、その内の
自己理解
自分について深く知っている度合い
を深めていくにあたり
ほぼ無意識に自分を苦しめている【思い込み】に気づくことはとても大切です。
今回はその思い込みに気づき、自分の心の呪縛を解くためのコツをお伝えいたします。
思い込みとは何か?
思い込みとは
深く信じこむこと。また、固く心に決めること。
です。
悪い意味での言葉ではないですし、冒頭に書いたように【信念】や【人生哲学】にもなるので良い言葉でもあります。
ただ私が問題だと思っているのはその思い込みが例えば
■呪縛
まじないをかけて動けなくすること。心理的な強制によって、人の自由を束縛すること。
■強迫観念
意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考え
のように、自分の精神的な楽さや自由を奪うことになってしまうと危険だと考えています。つまり良い思い込みか悪い思い込みかを分けるのは
その思い込みが自分に多くの可能性やパワーをもたらすなら良い思い込み、逆に自分の人生に制限や精神的不自由さをもたらしていまうのは悪い思い込みです。
分かりやすい思い込みだと
「こうあらねばならない」
「〜でなければ」
「こうあるべきだ」
「〜であらねばならない」
などの言葉が含まれる考えは自分を縛る思い込みになっている可能性が高いです。
私の例を一つ挙げます
過去の記事もで何度か書いてますが私は小学校を卒業するまで不登校でした。人と話すことがほぼ出来ず、学校に行っても誰ともまともに会話できない、もちろん友達もいなかったです。
普通の小学生のように友達と遊んだりしたく、学校に行ったら「おはよう」と言ってみようと意気込んで学校に行くのですが結局勇気が出ずに言えないという日々を繰り返しました。
人生を変えようと中学校で野球部に入り、話せない自分のまま居場所を作るために1日1,000本の素振りを続けて、4番を打つまでに成長しました。野球が上手くなったのをキッカケに徐々に野球部の子達が話しかけてくれるようになり、友達ができました。
他の子からしたら友達ができるというのは当たり前の体験かもしれませんが、それが私にとっては嬉しくて嬉しくてたまらない体験でした。
手から血がでようと雨が降っていようと関係なく努力して努力して成果を出して初めて掴んだ成功体験です。
この体験が人生を変えてくれたと思いますが、同時に自分の中に
「努力して成果を出さなければ、人に認められないし友達はできない」
という思い込みを作っていました。もちろんそんな事は気づかなかったですが、大人になり自己理解を深めていく中で発見したことです。
だから、ずっと人との間に距離を感じてしまっていました。
なぜならありのままの自分が相手と一緒にいることを許していないのですから、努力して相手が必要な自分や、自分といることが相手にとってステータスになるような自分であらないといけない訳ですから、自然体ではない訳です。
気づいたその後どうなったかは後で書きますが、他にも一つ例を出すと
ハンターハンターのキルアがイルミに刺されていた針みたいなものです。恐らく「自分より強い相手と闘うな」という呪縛。ハンターハンター好きな人でないと分からない例ですいません。どうしても書きたかったのでw
思い込みの見つけ方
では、その呪縛や強迫観念になっている思い込みの見つけ方のコツをお伝えします。
呪縛(この表現はやや極端ですが)や強迫観念になるほどの思い込みになるのは自分の価値観や人生観を変えるほどの大きな出来事があった時なので
・大きな成功体験
・大きな失敗、挫折体験
をした時である可能性が高いです。特に人生のステージが変化した時のこうした成功や挫折体験の影響を受けやすいので
・幼少期(4〜8歳あたり)
・思春期(13〜18歳あたり)
・青年期(23〜28歳あたり)
このあたりで思い込みができている可能性が高いです。
思い込みは一つではなく複数ある人が多いので、各ステージで出来て合計2~5個くらいある可能性が高いです。もちろん良い思い込みは除いて。
■思い込みを見つけるワーク
①自分の人生の大きな成功体験、挫折体験を書けるだけ書く
次に
②その体験からできた自分の思い込みを書く
これだ!と思うものでなくても、こういう考えは生まれたかもな~というものを沢山書いていくと良いです。良い思い込みなのか呪縛や強迫観念になってる思い込みなのかの判断難しければそこは気にせず書いても全然OKです。
次に
③その中から、ピンとくるものを選ぶ
感覚的で恐縮ですが、少し鳥肌が立つように「ドキっ」と来るものが中にはあるはずです。なければ再度①②からやってみましょう。
上記のような手順で進めていきます。
もう少しコツをお伝えすると
この思い込みって、あなたが自分なりに「人生を上手く生きていくため」に作った思い込みです。なのでパッと見は「強み」だとも感じます。というより現に強みでもあるのですがちょっとしたボタンの掛け違いで制限もかけてしまっているという感じです。
なので、②で書いたものを
・その思い込みが自分の人生にどんな良い面をもたらしているか
と
・どんな制限をかけているか
の2つの側面で見てみると③が発見しやすくなると思います。
先程の私の例で言うと
「努力すれば幸せになれる」
という面もあり、これは良い思い込みですよね。ですが努力して成果をださなければ友達ができないと言うのは制限です。別に努力とかなしにありのままの自分で接して、それで仲良くいられる人といれば良いのですから。
厳密に言えば「努力すれば幸せになれる」
も裏を返せば「努力しなければ幸せになれない」という制限でもあるので、理想は、努力しなくても幸せになって良いという前提を持った上で「努力すればより幸せになれる」や「努力すれば人生がより豊かになっていく」という思い込みの方が良いですよね。
思い込みの外し方
先程のワークで何かしら自分の呪縛や強迫観念になっている思い込みを発見できたでしょうか?
出てこないな。。って時は、数日経ってからやるとふと出てきたりもするのでまたチャレンジしてみてください。
思い込みの外し方をお伝えすると
これ1番は
【その思い込みに気づくこと】
なんです。
なので先程のワークで発見できていればもうほぼ外れかけています。
そして、思い込みに気づいた上で
どんな未来を描いていきたいか?
を考えてみてください。
例えば先程の私の例
「努力して成果を出さなければ、人に認められないし友達はできない」
ですが、私はこの思い込みに気づいたあとに
「努力したり成果を出さなくても、ありのままの自分で友達ができる」ことを信じることを決めました。
そしたら、人と接するのが今までより楽になれましたし、今までよりもずっと友達と過ごす時間が楽しくなりました。
だからと言って努力をしなくなったわけでもなく
「努力しなくても幸せ、でも努力すればもっと人生が豊かになる」という思い込みに変え、自分の夢に向かって楽しく努力をしています。
大事なのは
これかな?という思い込みに気づいて、その思い込みを手放そうと決めた時に心が楽になるかどうかです。
その思い込みは
あなたが、何か今のままではダメだ。。と思った時や、その挫折を乗り越えた時などに自分が見つけた一つの「成功法則」だとも思います。
その思い込みが人生を支えてくれたこともあると思います。
キルアもあの針のお陰で怪我せずに済んだこともあるでしょうし笑
ですが、もうその思い込みに縛られなくても大丈夫ですよ。
その思い込みから「強み」だけ引っこ抜いて制限になってる部分は捨てちゃいましょう。
成功法則にもなってるので怖いかもしれませんが、
大丈夫です。
その思い込みが無くなっても、あなたには価値があります。
十分に、生きてる価値のある素晴らしい人間です。
まとめ
今回は「自分の思い込みを知る」というテーマでお伝えしました。
ちなみに私は、
「努力して成果を出さなければ、人に認められないし友達はできない」
以外に
「諦めずに苦労し続ければ上手くいく」
という思い込みも持っていました。
裏を返せば努力して苦労しまくらないと人生上手くいかないという、制限かけまくり状態でした。。
今は努力しなくても苦労してなくても上手く言って良いし、努力して苦労しても上手くいく。というどっちもOKというスタンスです。
この記事の内容が、あなたの心が少しでも楽になることに役立っていれば幸いです。記事を読んで頂きありがとうございました。