本当の自分がわからなくなる心理と原因は?そもそも自分とは何か。対処法まで

海に置かれたロボットのおもちゃ
モヤモヤさん

たまにふと「自分て何なんだろう」とか、会社にいる時の自分と友達と遊んでる時の自分が違いすぎて、「どっちが本当の自分なんだろう」と凄く悩む時があるんだ。。

じん

自分の気持ちが分からなくなったり、複数の面を持つ自分のどれが自分なんだろう、自分らしさって何だろうとか、悩む時ってありますよね。。今日はそんな悩みが少し楽になる考え方をお伝えしますね!

自分がわからなくなる心理とは

ふとした時に「本当の自分は何なのだろう?」と考えたことがある人も多いと思います。

そもそもどんな心理になっていることが多いのか解説していきましょう。

1,悲観的になっている

人生の節目(転職・失恋・結婚など)にいる時や仕事や学校が辛い時などは気持ちが不安定になりやすく、明るい未来が見えてこない時もあります。自分に自信がなくなり、今後どうしていこうか未来を描けなくなって立往生してしまう状態です。

2,失敗したくない

完璧主義な人に多いのですが、失敗を恐れるがあまり何も行動できないことがあります。行動できないと日々を進められることができず、「本当の自分とは何か」という思考に陥りがちです。

3,ありのままの自分を受け入れられない

自己肯定感の低い人に多いですが、自分のすべてを受け入れられず自分に対して否定的になってしまいます。

自分がわからないという心理に陥りやすい3つの状況

それでは、あなたが

自分が分からない。。

自分て何なんだろう。。


と悩むのはどんな状況の時でしょうか?

ここでは自分がわからなくなりやすい3つの状況をあげます。ご自身の場合と比べてみてください。

1,職場で自分を出せなくて、違和感を感じている時

Aという自分が本当の自分だと思っているが、職場ではAという自分は出せてなくてBという自分で過ごして違和感を感じている時です。職場で自分の素を出せず、相手に合わせて過ごしている等の状況です。

2,コミュニティによって自分のキャラが変わる時

職場ではA、家庭ではB、趣味の集まりではC、友達といる時はD、など複数の全然キャラの違う自分がいるがどれが本当の自分なんだろうと感じる時です。
どこでも自分の事は表現できていると思うが、その環境によって全然違う自分がいてどれが本当の自分なんだろうと感じてしまいます

3,自分のイメージと違う行動をしてしまった時

Aという自分のイメージだったが、そのAとは反する行動をしてしまいAという自己イメージに疑問を抱き始めている時です。

優しい自分だったはずなのに、それと真逆のような行動をしてしまい自分の自己イメージに大きな乖離が生まれた等。

このような状況下だと「本当の自分は何だろう?」とわからなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

一つ私の例を挙げると、
私は元々不登校で小学校を卒業するまでは人と全く話せなくて、同級生が話しかけてきても返せなくて無視(悪気はないです。。)してる子供でした。そこから中学で人生を変えようと野球部に入ったのをきっかけに変化していき、高校では自分を知ってる人間がいなくなるからもっと自分を変えようと思いなるべく社交的に振る舞っていました。その結果、人と話す事は別に苦ではなくなっていました。

大学3年生くらいの時にすごい悩んだのが
0〜12歳→人と全く話さず一人で過ごす自分
13〜20歳→人と話し友達とも過ごす自分

この両極端な自分の、どっちが本当の自分なんだ?

今の自分は無理しているのか?
本当は人と話さず一人でいる方が好きなのか?
自分は一体どんな人間なんだ?
など、とても悩みました。。

他にも
・ある環境ではリーダーシップを発揮し凄い積極的な自分
・違う環境では控えめで消極的な自分

で「あれ、俺はどっちかの環境で自分を偽ってるのか。」と感じたことなども沢山あります。

自分がわからなくなる心理に陥る原因は?

では、なぜ上記のような状況で本当の自分がわからなくなってしまうのでしょうか。

考えられる原因を説明します。

1,自己肯定感が低い

どんな自分であっても良い。ありのままの自分に価値があるという感覚があれば「自分がわからない」と悩むことは少ないですが、自分には

2,本音を言って否定されるのが怖いから

他人に本音を言った時に自分自身を否定されるのが怖く、自分の本当の気持ちを言えないで内に溜め込んでいると、自分自身でも自分の考えがわからなくなることがあります。結果、本当の自分がわからなくなってしまいます。

3,本気で夢中になれるものに出会ったことがないから

大好きなものに対してだと「もっとこうしたい!」という気持ち、自分の意見がでてきやすいと思います。自分が夢中になれるものに出会ったことがない人は主体的に意見を持つ経験も少なくなり、結果自分がわからなくなってしまうことがあります。

4,人に合わせすぎているから

自己主張する機会が少なく、なんとなく周りに合わせてしまっていると自分がわからなくなる原因になります。こういう方は幼少期に親が過剰に干渉し、親の言う通りに生きていた方も多いです。親がなんでも決めてしまうため、自分で意見を言っても意味がないと自分の中に刷り込まれてしまうのです。

そもそも自分とは何か?

自分の顔を隠す男性

そもそも自分とは何でしょうか?

辞書だと
【その人自身】
と書かれてますが、その自分自身が何なのかが分からないで悩んでいる訳です。

言葉の定義自体が明確でないので、結局自分が【自分とはこういう人間だ】と確立するしかないのです。

【自分】を考えるにあたって大事な3つのポイント

私は【自分】を考えるにあたって大事だと思っているポイントが3つあります。

1,自分には色々な面がある

2,自分は他者とのコミュニケーションの中で作られる

3,色々な面の自分がいて、その全てが自分である

という事です。一つずつ説明していきます

1,自分には色々な面がある

本当の自分や本来の自分でいることが良くて、それ以外の自分でいるのはダメみたく考えると優劣が生まれ、自分が「本当の自分」だと思っていない自分で過ごす時間が嫌になってきたり「自分て何だろう?」と迷いが生じます。
前提として

自分には色々な面がある

と考えることが大事です。

なぜなら
自分は変化していく
からです。
人との出会い、本やネットなどで刺激になる言葉や考え方との出会い、成功や挫折、などを繰り返し自分の価値観は変わっていきます。ですので自分は毎日アップデートされていますから本当の自分は?と考え見つかったとして、その自分のままであり続けることはありません。

2,自分は他者とのコミュニケーションの中で作られる

100%常に自分本位で他者と過ごす人はいないと思います。仮にどれだけ偉そうにしている人でも
・親といる時
・奥さんや子供といる時
・目上の人といる時
・部下といる時
・学生時代の友人と過ごす時
・共通の趣味仲間と過ごす時

などで大小あれど必ず違う自分なはずです。
関係性によっても変わるので、ずっとお互い表面的な付き合いだった人があるカミングアウトをきっかけに今まで出していなかった自分を出し合い関係性が深くなったらその人との間にまた別の自分が生まれます。

こうして人との相互作用の中で「自分」が作られます。
完全に同じ自分は存在しません。人と接する数や所属しているコミュニティの分だけ自分が存在します。人とだけではありません。何か趣味など好きなものがあったとしたらそれを通じての自分が作られていきます。仕事も同様に。

3,色々な面の自分がいて、その全てが自分である

1、2で書いたように自分自身が日々変化していきますし、人や環境ごとに自分が大小あれど違う訳です。それらに良い悪いはありません。
これは自分で、これは自分ではないと考えていったら死ぬまで解決されません。

これら全てが自分なのです。

・なんか気がかりなく自分らしくいられるなっていう時の自分
・気を使っていて何だか疲れるなっていう時の自分
・今日は凄い積極的に発言できてるなって時の自分
・言いたいことがあったのに言えなかったと悩んでる時の自分
・誠実だと思っていたのに相手を裏切ってしまったなと嘆いてる自分


その全てが自分です。

自分がわからなくなった時の対処法

笑う犬

ここまで書いたように、自分には多くの面があってそれら全てが自分なので、どれが本当の自分?自分とは何か?と考えなくてもOKです。
自己肯定感を高めていくという観点だと、自己理解(自分について深く知っていくこと)が大事ですが、これも知り尽くすということは不可能ですし、自分とのコミュニケーション量が増加することが一番大事なポイントなので知り尽くそうとしたらキリはありません。

■自分には多くの面があり、それら全てが自分である

■無数の自分がいるのだから、自分が分からなくても全然OK


この2つを受け入れることが非常に大切です。
その前提で、自分がわからなくなる心理を対処したい方に一つ、私がおすすめの考え方を説明します。

分人主義という考え方

平野啓一郎さんの書籍、「私とは何か」に書かれている「分人(ぶんじん)主義」という考え方を紹介します。

分人(ぶんじん)主義とは、違う環境の中でうまれてくる自分の人格をすべて自分の「分人」としその集合体を自分とする考え方です。例えば、

A・・職場で上司やお客様に気を使いまくっている自分

B・・昔の友人と心から楽しく過ごせている自分

C・・家にいる時の自分

D・・職場のOさんといる時の自分

E・・友人Pさんといる時の自分

F・・趣味仲間と過ごしている時の自分


などこれらA~F(もっと沢山あるが)を分人とし、それらの集合体が個人となるということです。
自分が好きな分人でいられる時間の割合を長くすることが、自分がわからなくなる心理を解決する一歩になります。

自分が心地いいと思える分人の時間を長くする

分人Aで過ごしている自分が嫌なのであれば、職場を変えるとか部署移動をお願いするとか、仕事の効率化をして早く帰れるようにするとか、などで他のB~Fで過ごせる時間を増やします。

要は自分がその自分でいる時に

心地良いかどうか


が大事です。

自分の分人を洗い出してみたら、ちょっと微妙な分人ばかりだなと感じたら

この分人を試してみた

と思えば良いです。

たまたまその分人Aがちょっと不幸なだけで、こっちの分人Bは幸せだからBの時間を増やしていこう、または新たなCを作っていこうとすれば心は楽になります。
ただし、
その分人の時間が嫌でも、その環境が自分のやりたいことに繋がっている場合
自分を成長させる事も必要です。

自分を成長させる

幸福度の低い分人がいた時、その状況を変化させるために取れる行動は3つあります。

①環境を変えても良いのであれば(そこが自分の夢や目標に別に繋がってないなど)
 
環境を変える

②その環境で頑張れば自分の夢や目標が叶うなど未来の幸福に繋がるのであれば、

 
自分自身が成長する

③時間効率化を図り生産性を高めるなどで
その環境にいる時間を減らす

少しずつ自分と仲良くなっていく

仲の良い2つのスマイリー人形

自分を分からなくてもOKと書きましたが、それは自分を見捨てることや見限るということではなく、【自分を分からないという自分も含め認めてあげる】という事です。

この記事を読みながらでも、「俺この時の自分は好きだな!」「わたしこの分人Bの時が1番幸せかも!」など記事を読む前よりはほんの少しでも自分を分かったはずです。

無数の自分が存在するのだから自分は分からなくてOK
という前提を持ちつつも
・こういう時の自分は幸福度低いんだな
・こういう時に自分は寂しくなるんだな

・前まではこういう時にムカついてたけど今はそうでもないない
などを分かろうとし自分とコミュニケーションを取っていくことが、無数の自分を持つ「自分」の幸福に繋がっていきますので、ぜひ自分と少しずつ仲良くなっていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の内容は今までの記事に比べ少し難しかったので分かりづらかったらすいませんが、少しでも参考になっていれば幸いです。

冒頭で書いたように私も昔は、自分て何だ?自分が分からない。と悩んでましたが、今はどんな時の自分も自分であると認めて、色んな面の自分の感じ方や心境の変化を楽しんでいます。
「あれ、何であの場面のとき無性にイライラしたんだろ〜、相手大したこと言ってないのにオレが勝手に否定された気になったのかな?可愛いなオレ」例えばこんな感じで。笑

記事を読んで頂きありがとうございました。

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