他人軸とは?他人軸から自分軸へ変える方法

橋から見る太陽

「もっと自分軸で生きたい。けど、そもそも他人軸が何なのかも良く分からない。。」
「どうすれば他人軸から自分軸で生きれるようになるのだろう?」



こんなお悩みありませんか?
本記事ではこんなお悩みをお持ちの方に向けて、下記をご紹介します。
・他人軸と自分軸の違い
・なぜ他人軸になってしまうのか?
・他人軸の人生への影響
・他人軸から自分軸になる方法


他人軸と自分軸の違い

結論からお伝えすると
物事の判断基準に【承認欲求】が介在してる要素が強いか弱いか?
です。

もちろん承認欲求は誰しもにありますし、悪いものではありませんから承認欲求が含まれた選択や行動が全て他人軸とはなりません。しかし、承認欲求が強ければ強いほど他人軸である度合いは高くなります。

図で表すとこんな感じです。

他人軸と自分軸の違いの図

常に他人軸でいる人も、常に自分軸でいる人というようにキッパリ分かれる人は少なく、その物事や環境や相手や気分などによってい他人軸と自分軸を行ったり来たりしている人が大半です。


例えば承認欲求のレベルに応じて自分軸が1〜5で、他人軸が6〜10の10段階の構成だとしたら、Aさんは5〜8なので基本的には他人軸でたまに自分軸でいられる。Bさん3〜6なので基本的に自分軸だけど環境や相手によって他人軸になってしまう事もあり、Cさんは1〜3なので基本的に自分軸。みたいなイメージ。
図で表すと↓こんな感じです。

他人軸と自分軸の違いを示した図2

承認欲求が強い状態がどのような状態かというと
・人から認められたい
・必要とされたい
・愛されたい
・注目されたい
・尊敬されたい
・嫌われたくない

これらの要素が意識的にも無意識的にも強ければ他人軸である度合いが高く、この要素が弱ければ自分軸である度合いが高くなります。


簡単にいえば、他人軸の度合いが高い人は
・人からどう思われたいか?
が中心であり

自分軸の度合いが高い人は
・自分がどうしたいか?
が中心です。

なぜ他人軸になってしまうのか?

男の子が寂しそうに熊のぬいぐるみを持っている

「私は自分軸で生きれてます!!」という人は全く問題ないですが、この記事を見てくれてる方は他人軸で悩んでいる方だと思います。では、なぜ他人軸になってしまうのでしょうか?


先ほどお伝えした通り他人軸レベルを決めるのは承認欲求なので、なぜ承認欲求が強くなってしまうのか?を考察すると大きいところでいうと
①親の関わり方
②学校教育
③社会
④SNSの普及

この4つです。
それぞれ説明していきます。

①親の関わり方

親または育ててくれた人との関係が疑いようのない信頼と安心の中で形成されていくことによって、「ありのままで自分は愛される」「ありのままで自分は価値ある存在だ」という感覚を養うことができます。

ですが、その関係が形成されないと「ありのままの自分は愛されない」「ありのままの自分は価値のない存在だ」となり、他人から愛情を過度に欲しがるようになったり、他人と比較して優位に立つことで自分の価値を実感しようとするようになります。

②学校教育

親との関係が問題ない方でも他人軸になる方がいますが、その理由の一つは学校の教育です。今は私が子供だった頃と違い小学校や中学校は相対評価から絶対評価へ変わっていますが、それでも他の同級生との比較が無くなる訳ではないですよね。

成績の良い子、スポーツのできる子、話の面白い子、可愛い子カッコいい子、そうした子に人気が集中し、そうでない子はそんな同級生と比較し少なからず劣等感や無価値観に悩みます。その中で上手く自分が社会で生きていく術や立ち回りを身につけていくわけですが、自己肯定感や自尊心が傷ついていくには十分な環境です。

③社会

これは学校教育とかなり近い理由ですが、学校を卒業して社会に出てからも他人との比較は続きます。しかも今度は他人と比較してどうなのか?によって給与や役職など人事評価にも影響がありますから、より他人と比較したり、他人からどう見られているかを気にする自分になっていきます。

④SNSの普及

ひと昔前は、学校や会社を離れれば他人と比較する事はありませんでした。もちろん頭に思い浮かべ比べてしまう事は少しはあるでしょうが、直接他人を見て比較する機会はありません。しかし、今はSNSの普及により家へ帰ってからもつい見てしまうことにより、「良いな~あの人は活躍してて」「あの人は幸せそうだけど私は」と比較してしまったり、自分がした投稿に「いいねついたかな、、」「変な投稿しちゃったかな。。」と人の目を気にしたりという意識が加速します。


お伝えしておきたいのは、他人との比較や人の目を気にするという事は悪いことばかりではありません。次の章で説明しますが他人軸のメリットもありますから、今まで他人軸で生きてしまっていたな。。と感じても落ち込むことはありません。大切なのは自分がこれは大事だと思っている物事に対して自分軸でいれるかどうかです。


他人軸の人生への影響

色違いの2つのりんご

他人軸は何となく悪いイメージを持ってる方が多いですが、具体的にどんなデメリットがあり、更にはどんなメリットがあるのかをこの章でお伝えします。

他人軸のメリット

あまり良い印象のない他人軸ですが、下記のようなメリットもあります。

人に認められたい、嫌われたくないという気持ちがあることにより
・人に優しくできる
・相手の気持ちを考えることができる
・協調性がつく


人からどう見られるかを気にすることにより
・社会や会社などコミュニティのルールを守ろうとする
・TPOに合わせた振る舞いができるようになる
・他人に迷惑をかける行為をしなくなる


人よりも優位に立ちたい、競争に勝ちたいという気持ちにより
・成果を出そうと努力し続け能力が向上する
・収入の増加含め人事評価の向上に繋がる
・その結果として自信が生まれることもある


他人軸でいるデメリット

逆にデメリットをお伝えすると
・自分が本当はどうしたいか?という気持ちを尊重できない
・自分の本音が言えずに嫌なことでも引き受けてしまう
・周囲に気を遣い過ぎて楽しくない
・自分のやりたい事ではなく周囲から求められることばかりしていく
・自分が何を好きだったかさえ分からなくなっていく
・人生が楽しみよりも不安や恐れの方が大きい
・他人軸なのに結果として他人にも良い影響を与えない
・自分の決断が少ないので責任を他人にして成長しない



このようにメリットとデメリット両方が存在します。なので他人軸でいること=悪いことではありませんが、他人軸の度合いが強すぎると自分から【自由】さが無くなり
人生の終わり際で後悔する可能性
が高くなります。


「もしあと1年で人生が終わるとしたら」という本の中で、3500人以上の最後を看取ってきたお医者さんの話によると、人生の終わりが近づいた時に
「人生をやり直したい」
「こんな風に生きればよかった」
「もっと自分らしく生きればよかった」

という後悔の念を抱く方が多いようです。

幸福度と年齢の相関関係のグラフ

厚生労働省が発表している年齢ごとの人生の幸福度でも、悲しいことに歳を重ねるごとに幸福度が下がるという統計になっています。この具体的な理由は書かれていませんが、上記のお医者さんの話のように「自分らしく生きれなかった」という後悔の念が歳を取るごとに強くなっているという可能性は非常に高いと思います。つまり他人軸で生きてしまった事によって生まれた後悔と言えます。

他人軸から自分軸になる方法

ノートとペン

結論、自己肯定感を高めることです。


自分で自分の存在を承認や肯定できていないから、
・他者からの承認
・他人と比較した上での自分の価値
・他人からの評価

が必要になります。もちろん自己肯定感が高くても承認欲求は消えませんが、健全な範囲なのか過度に必要とするのかで大きな違いがあります。


何度もお伝えしてきたように他人軸=悪いことではありませんし、他人軸の自分は自分ではないという事でもありません。他人軸である自分も自分ですし、自分軸である自分も自分です。
ただ一つ言えるのは、今他人軸の度合いが強いのであれば、自分軸になっていくことによって
今よりも自由で楽しい人生
があるのは間違いないです。


私も30歳頃まではずっと他人軸で生きてきて、それにより成果が出たり上手くいった事もありますが、その後に自分軸で生きれるようになってからの方が心から楽しいと言える人生を過ごせています。


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