今回はエニアグラムのタイプ3の特徴を詳しく説明していきます!
エニアグラムは人間の性格を9つに分類した性格分析で、生年月日をベースにした占いや統計学のようにあなたはこういう人間!と決められているものではなく、自分自身で「2番かな?7番ぽさもあるな」というように探究していくプロセスが特徴です。
この探究していくプロセスが自己理解にとても役立ちますので、
・自己理解を深めたい
・エニアグラムの診断した事がありタイプ3の可能性あるので詳しく学びたい
・身近な人にエニアグラムタイプ3の人がいるので特徴を知っておきたい
・自己肯定感を高めたい(自己理解は自己肯定感高めるのに重要なので)
と思っている方は是非エニアグラムを学んでみてください♪
過去のエニアグラムの記事はこちら
エニアグラムの診断をしたことが無いという方は、ネットで「エニアグラム 診断」と検索すると診断テストでてきますのでやってみてください。10分もかからずに終わります。
一つだけサイトのURL貼っておきますね♪
日本エニアグラム学会 簡易タイプ診断
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目次
エニアグラムタイプ3の特徴
前回までは一般的な内容を中心に伝えてましたが、今回のタイプ3からは私の実体験から感じている特徴を多めに書いていきます!
エニアグラムのタイプ3は
達成する人
成功を求める人
と言われています。
■特徴
成功や、決めた目標達成の為に努力を惜しまず、常に効率性を求める傾向があります。
ですので成果を出す事が多く営業職などでは模範的な社員になる事が多く、特に成果報酬型の営業職(いわゆるフルコミ営業)にはこのタイプ3の人が非常に多いですね。プル○○シャル生命など外資系の保険会社などには特に多いです笑
達成に向けて心がぶれないストイックさが最大の特徴でありプラス面で、マイナス面だとその基準を他者にも求めがちになるのと、自身が凄く効率主義で合理的なため言葉が端的(短い)になり相手に伝わらず誤解されやすいのも特徴です。
■多い職業
・営業職(特に成果報酬型)
・経営者
・スポーツ選手
・モデル
上記にも書いたように自分の決めたことの達成に向けて遂行していく力が凄いので、その成功に向かっている実感が得られやすい職業に就いていることが多いです。
■アニメやドラマなどのキャラや有名人
・本田圭佑
・孫正義
・峰不二子(ルパン三世)
・イチロー(恐らく。。)
・木村拓哉
・鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)
など。皆さん凄いエネルギーでめちゃめちゃ成功されてますよね(鬼舞辻無惨は悪役で峰不二子は泥棒ですがw)自己実現していく力が凄くカリスマ性があります。ただ、周囲へ求める基準も高いので孤立しやすくなるのもタイプ3の傾向としてあります。本田圭佑さんやイチローさんは周りから批判されても達成を諦めない姿勢がカッコいいですよね。
■エニアグラムタイプ3の囚われと輝き
それぞれのタイプには【囚われ】があり、これは自分の中にある根深い感情のパターンです。
タイプ3の囚われは
虚栄(きょえい)
です。虚栄とは簡単に言えば見栄で、実質以上に自分を良く見せようとすることです。
こういった面は誰にでもあります。例えば「ちょっとお腹が出てきたな。。」という時に写真を撮る機会があったら、「はい、チーズ」のパシャッの瞬間にお腹引っ込めませんか?もしくはそんな人見たことありませんか?あれが虚栄のイメージです笑
それがタイプ3は他のタイプの人よりも多くなる傾向にあります。成功や達成が自分の人生価値なので、上手くいっていない自分というのを見せずに周りから成功してるように見られたいのです。
上手くいってない自分を隠したい気持ち
人に優秀さを認めてもらいたいという気持ち
この2つが強いので、自分の価値を分かってくれてると感じる人と親しくし、それ以外の人は関わらないようにする傾向もあります。
それに対し輝きは
価値
成功や目標達成に向けて妥協しないプロフェッショナルなので、そのビジョンが良いものであればあるほど周囲や社会に最高の価値を提供します。例えに挙げた芸能人で言えば本田圭佑さんとかは諦めずにW杯ベスト4を目指す姿勢とか、夢だったACミランに入る事を叶えるなどサッカー界に大きな価値を与えましたし、孫さんもその業界にもたらしている価値は非常に素晴らしい功績ですよね。
私欲に走ってしまうと悪い価値をどんどん広げていってしまいますが、精神状態が良いと社会を良い方向に変えてく力があります。プロフェッショナル仕事の流儀やプロジェクトXとかに出るような偉人にもこのタイプ3は多いはずです。
エニアグラムの3つのグループ
エニアグラムには全9タイプを大きく3つのグループに分けて
①本能タイプ・・タイプ8・9・1
②フィーリングタイプ・・タイプ2・3・4
③思考タイプ・・タイプ5・6・7
タイプ3はフィーリングタイプで、イメージのタイプとも言われていてイメージや感覚で人や物事を捉える傾向があり、自分はこうというイメージを持っていて、人からもそのイメージ通りに見られたいという気持ちが強いので、自分を演出するという面ももっています。正に先程記載した囚われの虚栄ですね。
避けたいと思っている感情は「恥」で、自分が価値ある存在で在りたいという動機が強いのもフィーリングタイプの特徴です。
更に細かく分類すると他にも分け方があり、一つだけ記載しておきます。
【問題が生じた時の態度】で分類するエニアグラムのグループ
合理的・・1・3・5
楽観的・・2・7・9
反応的・・4・6・8
タイプ3は合理的タイプです。「大丈夫でしょう!」「なんとかなる!」と考える傾向にあるのが楽観タイプで、「大変だ!なんでみんなはこの問題のヤバさに気づかない!?」と感情的なり深刻に考える傾向にあるのが反応タイプで、「こうなってしまったのは仕方ないから、解決策を考えよう」と合理的に考える傾向にあるのが特徴です。冷静なタイプなので「冷たい人だな」と思われてしまう事もありますが、早く解決しようという気持ちがあるだけなので悪意はありません。
合理タイプのイメージだと本田圭佑さんとか孫さんが分かりやすいですよね。上手くいかない事態になっても、「じゃあこうしよう」とすぐに別の道を決める決断力があるのがこのタイプ3です。
エニアグラムタイプ3のウイング
エニアグラムには【3ウイング2】や【3ウイング4】のように隣にあるどちらかのタイプをウイングといってサブタイプとして持つことになります。
純粋なタイプということは基本的に無いので、必ず隣のどちらかの番号を持ちます。
つまりタイプ3でも、2と4どちらのサブタイプを持つかによって性質に違いが出るということです。
タイプ3のウイングとその特徴をお伝えします。
■3ウイング2・・魅了する人
2をサブタイプに持つタイプ3は、4をサブタイプに持つタイプ3に比べフレンドリーで人と積極的に関わり周囲を魅了します。タイプ2は問題が起きた時の3つグループでいうと楽観的タイプでもあるので、タイプ3の超合理的で妥協を許さない姿勢が少しだけ丸みを帯びると言うか、他者に寛容的になります。
■3ウイング4・・プロフェッショナル
サブタイプが2の人が、個人的な魅力により人を魅了したい惹きつけたいという気持ちが強いのに対し、このサブタイプ4の人は仕事の成功により自分の価値を実感したいという気持ちが強いです。
このタイプの人は、強い野心があると同時に自信の無さも持っています。本田圭佑さんは良くビッグマウスと言われ強気な発言をしていましたが、それは自分の中にある自信の無さや恐れに負けないために自身を鼓舞するという意図もあったのだと思います。
タイプ4は美意識が高いタイプでもあるので、本田圭佑さんはファッションの拘りも凄いですよね。
エニアグラムタイプ3のステート
エニアグラムの各タイプにはそれぞれステートと言われるものがあり、これは心の成長段階を示したもので、1に近づけば近づくほど健全性が高く、9に近づくほど不健全になるというものです。
※エニアグラムのタイプも1~9で、ステートも1~9まであるので番号がタイプの事なのかステートの事なのか混在しないようご注意ください。
1〜9まで一つずつ書いていくとかなり長くなってしまうので、
1〜3・・健全
4〜6・・通常
7〜9・・不健全
というくくりでお伝えします。
■健全(ステート1〜3)
自分が成功したい、自分にとって価値あるものを追求していきたい、という段階ではなく、他の人にとって価値があるもの、社会にとって価値があるものを叶えることを成功とするなど、軸が「自分」から「自分も含めた全体」になるイメージ。自分の達成だけでなく人の達成も心から喜べる。
高潔さがあり、他者を受け入れる器もあるので、成果だけでなく人間的にも素晴らしい存在になる。
■通常(4〜6)
成功しよう、達成しようという輝きと、成功してるように見られたい、悪いイメージを全力で隠すなどの囚われが混在している段階。他者からの承認の為に成功を求めがちなので、まだ自分よがりになりがちな段階で、4に上がるほどその悪い面は少なくなり虚栄が減り自然体になっていく。
■不健全(7〜9)
虚栄のオンパレードで、自己イメージを守る為なら嘘をついたり人を欺いたりなど何でもする状態。物事が上手くいってはないが人の興味関心は欲しいので、その為に虚偽の成果を話したり失敗を隠したりするなど非常に悪い精神状態だが、自分でもどうしたら良いか分からなくなっている。
タイプ3の成長の方向
各タイプには成長するためのポイントがありますので、タイプ3の成長ポイントをお伝えします。
①タイプ6を目指す
タイプ6は献身家と言われてるように人や組織に尽くすことで輝きを発揮するタイプです。このタイプ6のように人と強調する気持ちが強くなっていくとタイプ3はより輝きを増していきます。個人としての達成だけでなく、仲間と達成していくことに価値を見出せるようになっていきましょう。
②相手には相手の大切にしている価値があることを理解する
タイプ3は成功、成果、達成に価値を起きそれらを満たしていく事が喜びですが、他のタイプの人は人との繋がりや、日々の楽しさ、親しい人の時間、知的好奇心の探究、などそれぞれの幸福があることを理解することにより、他者の気持ちが分かるようになります。
その気持ちを持てるようになることで、自分自身の性質もより理解できるようになり、虚栄する事が減り自然体で人生を生きれるようになります。
まとめ
以上がエニアグラムタイプ3の特徴でした!
タイプ3の人は達成への姿勢、決断力、など素晴らしいエネルギーがあるので、何かを成し遂げようとする組織には絶対に1人いて欲しい存在です。
それだけでも十分に魅力的なのですが、そこに更に人の気持ちを汲み取れるようになり、仲間で達成に向かえるようになったら最高ですよね。
一流のスポーツ選手にはタイプ3が多い印象ですが、一流の選手が監督になると成果を出せないというケースが多いのは正にこれが理由で、選手の気持ちが理解できないんじゃないかなと思ってます。監督としても成果を出す事ができた一流選手はその壁を超えて相互理解を作っていくことができた人ですね。
タイプ3の人が、よりこの世界を素晴らしいものに変えていってくれる事を願ってます♪
少しでも自己理解の役に立っていれば幸いです。記事を読んで頂きありがとうございました。